LG、赤字続きのスマホ事業からの撤退を発表

LG

LG
 
韓国LG Electronicsは4月5日、業績不振のスマートフォン事業について、生産と販売を終了すると発表しました。

全世界でのシェアはわずか2%

LGは今年1月、スマホ事業について、売却を含むあらゆる選択肢を検討中であることを表明していました。Reutersの報道によれば、過去6年間での同事業の損失額は45億ドルに上ります。
 
LGは現在、北米スマホ市場においては第3位、ラテンアメリカ市場においては第5位の市場シェアを持ちますが、全世界では約2%のシェアに過ぎません。

技術は手放さず今後も活用へ

調査会社Counterpointによれば、LGの2020年におけるスマホ総出荷台数は2,300万台でした。ちなみにSamsungの出荷台数は2億5,600万台です。
 
またスマホ部門は、LGの5部門の中ではもっとも売上が少ない事業部門です。LGは家電製品や自動車部品での活用のため、携帯電話の技術については手放さないと見られています。

 
 
Source:Reuters
(lunatic)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

特集

目次