Apple Musicがアップデート〜ロスレスオーディオが利用可能に
Appleは現地時間の6月7日、Apple Musicに“ロスレスオーディオ”と“空間オーディオ”のスイッチを追加したことが明らかになりました。
高水準のオーディオ品質
先日予告されていたとおり、Apple Musicの対応楽曲で“空間オーディオ”が利用可能になりました。AirPods Pro、AirPods Maxで聴くことができます。
Appleは同時に“ロスレスオーディオ”も加えており、Appleが独自に開発したAAC(Advanced Audio Codec)の実装により、スタジオで録音されたオリジナルの音源と実質的にほぼ変わらないオーディオが再現可能となっています。
また、Apple Digital Masterの導入で、最高品質の録音音源が配信されています。Apple Musicのカタログが丸ごとロスレスオーディオ圧縮でエンコードされているため、Apple Musicのサブスクリプションに登録しているユーザーは追加料金なしでロスレスオーディオを楽しめます。
Apple Music のロスレスについて知っておくべきこと
Appleは6月8日付けで公開した「Apple Musicのロスレスオーディオについて」のページで、新機能に関する注意点をいくつか挙げています。
- ロスレスオーディオをモバイルデータ通信やWi-Fiネットワークでストリーミングすると、データ消費量は格段に増えます。また、ロスレスオーディオをダウンロードするには、デバイスの容量もさらに必要になります。解像度が高いほど、低い場合よりもデータ消費量は増えます。
- AirPods、AirPods Pro、AirPods Max、Beatsワイヤレスヘッドフォンは、優れたオーディオ品質を保証するため、Apple AAC Bluetoothコーデックを使っています。しかしBluetooth接続はロスレスではありません。
- Apple Musicからすでにダウンロードしてある曲のロスレスバージョンを入手するには、その曲をいったん削除し、Apple Musicカタログから再ダウンロードしてください。
iPhoneやiPadでロスレスオーディオを聴く方法は下記のとおりです。
必要なもの
iPhoneやiPadでロスレスオーディオを聴くには、iOSまたはiPadOS 14.6にアップデートし、以下のものを用意してください。
- 有線接続のヘッドフォン、レシーバー、または電源内蔵スピーカー
- 内蔵スピーカー
- サンプレートが48 kHzを上回る曲を聴くには、外付けのDA(デジタル/アナログ)コンバータが必要です。
Source:Apple via AppleInsider
(lexi)