Apple、パンデミックでオンラインに売上が移っても直営店の数を増やす構え

Apple Store

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、小売店の売上は実店舗からオンラインへと移行していますが、それでもAppleApple Storeの数を今後増加させていく意向を示しています。

店頭では商品を手に取って感触を確かめられる

現在Appleは全世界に500店舗ほどの直営店を運営しており、そのうちヨーロッパの店舗は100店舗に上ります。実店舗は、人々が新たなテクノロジーに触れられる機会を提供し、スタッフに質問したり、Apple製品の使い方のワークショップに参加したりできるため、これからも重宝されるというのがAppleでリテール+人事(Retail + People)担当シニアバイスプレジデントを務めるディアドラ・オブライエン氏の見方です。
 
「オンラインでは商品について多くのことを知ることができ、店頭では実際に手に取って感触を確かめることができます」と、オブライエン氏は独メディアFunke Mediengruppeに語っています。
 
今後も店舗を増やしていく予定です

実店舗の維持に四苦八苦する他企業

パンデミックの影響で売上がオンラインへと移る傾向により、都心での店舗運営は以前と比べて厳しくなっており、多くの大規模小売店は、実店舗をなくすか、数を減らすかの選択肢を迫られています。
 
イギリスでは、ファッションチェーン「Topshop」を所有するArcadiaグループが昨年11月に破産申請を行っており、百貨店チェーン運営のJohn Lewis Partnershipも店舗数を削減させています。
 
Appleはドイツ・ミュンヘンに10億ユーロ(約1,340億円)規模のコンピュータチップデザインセンターも建設予定です。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:Mostafameraji/Wikimedia Commons
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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