仮想通貨支持者たちがクックCEOにビットコイン等を扱うよう要求

    仮想通貨 ビットコイン フリー素材

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    乱高下を繰り返す仮想通貨への関心が世界的に高まっていることで、ティム・クック最高経営責任者(CEO)に対して、Appleはいつ仮想通貨業界に参入するのかとの質問が増えています。

    見当違いのリプライが多発

    電気自動車や自動運転車の開発を手掛けるTeslaがビットコインを大量購入したり、決済大手企業のSquareやPayPalがビットコイン関連事業で収益大幅増となったりと、テック企業が仮想通貨業界に参入するニュースは枚挙に暇がありません。話題性で仮想通貨の価格が大きく変動するため、テック企業の参入は、保有者にとって重大な関心事となっています。
     
    そのため巨大なプラットフォームと莫大なキャッシュを保有するAppleにも、仮想通貨事業への進出を期待する向きが少なくありません。イタリア・ローマの中でも歴史的な町並みとして知られるコルソ通りにApple Storeが新たにオープンすることについて、ティム・クックCEOが祝福のツイートをすると、複数のユーザーから「いつ仮想通貨業界に参入するのか」「Apple Payをビットコイン対応にして欲しい」「ドージコインでiPadを買えたらなあ」といった関係ないリプライが寄せられました。
     

    参画する積極的な理由がない?

    仮想通貨事業への参入期待を高めているのは、一部の熱狂的支持者だけではありません。カナダ最大の投資銀行RBC Capital Marketsも、Appleが更に利益を生み出すためには、自動運転機能を持つ電気自動車Apple Carよりも、独自の仮想通貨取引所を手掛けるべきだとの見解を示しています。
     
    ただし、これまでの行動や発言をみる限りでは、Appleは仮想通貨事業にあまり乗り気ではないようです。事実、2019年にはティム・クックCEOが「通貨というものは国が管理すべきものだと考えている」と述べています。「民間団体が競合する通貨を作るという考えには違和感を感じる。民間企業は、そのようなやり方で力を得ようとすべきでない」
     
    この発言から2年が経過した今、クックCEOの考えも変わったのかも知れませんが、仮想通貨に前向きな姿勢を示す多くの企業と違い、Appleは本業が軌道に乗っているため、あえてリスクを犯してまで参画するまでもないということでしょうか。
     
     
    Source:RepublicWorld
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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