Xiaomi、2021年1月〜3月期に予想を上回る利益〜出荷台数でAppleに迫る

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中国ブランドXiaomiは、2021年第1四半期(1月〜3月)61億中国元(約1,052億円)の純利益を上げ、Bloombergが予想していた53億中国元を大きく超えてきました。世界スマートフォン市場シェア3位のXiaomiは、出荷台数においてSamsungとAppleに迫りつつあります。

ハイエンド製品を打ち出す戦略が成功

5月27日の香港証券取引所への申請によれば、Xiaomiの2021年1月〜3月期の収益は55%増となり、769億中国元(約1兆3,263億)に達したとのことです。
 
Xiaomiはスマートフォンだけでなく、広範囲に及ぶ家庭用電気製品を開発しており、電気自動車市場への参入も3月に表明したばかりです。
 
「スマートフォン事業は非常に高い成長を実現し、売上総利益も増加した」と、Xiaomi社長のワン・シャン氏はコメントしています。「よりハイエンドな製品を実現するという戦略が功を奏した」

米国のブラックリストからも除外

Xiaomiは、米政府の「中国の軍事企業リスト」からも公式に除外されており、米国民によるXiaomiへの投資禁止や強制的な所有株の売却命令が解除されました。
 
ブラックリストから除外されたことで、Xiaomiは今後スマートフォンを含める事業に専念することができます。Xiaomiは2021年1月〜3月期に4,860万台のスマホを出荷しており、出荷台数は前年同期比の64.8%増を記録し、トップベンター5社の中で最も著しい成長を遂げています。

Huaweiの脱落による利益を享受

Xiaomiは、中国プレミアム市場でのシェア増加が同社のスマホの平均販売価格(ASP)を押し上げている、と業績発表の中で述べています。
 
Bloomberg Intelligenceのアナリスト、マシュー・カンターマン氏いわく、XiaomiはHuaweiのスマホ事業からの脱落から最も利益を得ている企業のうちの一つである、とのことです。
 
 
Source:Bloomberg
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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