Dimensity 900はSnapdragon 768Gを超える性能を発揮?

    MediaTek製チップの画像

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    台湾のファブレス半導体メーカーであるMediaTekは2020年にスマートフォン向けSoCシェア首位になるなど勢いがあります。そんなMediaTekの新しいシステム・オン・チップ(SoC)であるDimensity 900のAnTuTuベンチマーク結果がリークされました。Qualcommのプレミアムミッドレンジセグメント向けSoCであるSnapdragon 768Gよりも高いスコアとなっています。

    Snapdragon 768Gを超えるDimensity 900のAnTuTuスコア

    この情報はリーカーであるDigital Chat Station氏(@chat_station)によるものです。
     


     
    それによると、QualcommのSnapdragon 768GのAnTuTuスコアが約44万であったのに対し、MediaTekDimensity 900(MT6877)はそれを上回る約48万であるとしています。

    より安いセグメントを狙うDimensity 900

    ただし、Qualcommの新型であるSnapdragon 780GのAnTuTuスコアは約54万であり、それに比べると劣る結果です。
     
    しかしながら、Snapdragon 768Gや780Gが狙うのがプレミアムミッドレンジセグメントであるのに対し、Dimensity 900が狙うのはより安いローワーミッドレンジセグメントです。
     
    チップ価格もそれに見合ったものになると考えられ、MediaTekらしいコストパフォーマンスの高いSoCとなるかもしれません。

     
     
    Source:Digital Chat Station/Twitter via AndroidCentral
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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