【レビュー】トリニティの「MagSafe対応カードウォレット」を試してみた


 
スマートフォン向けアクセサリーなどを手がけるトリニティは、Simplismの新製品として、iPhone12シリーズ向け新製品【MagSafe対応カードウォレット】(以下、カードウォレット)をこのほど発売しました。今回iPhone12 mini向け製品を入手しましたので、レビューしてみました。
 
▼ 「MagSafe」対応とは?
▼ マグネットシールド搭載で安心
▼ iPhoneに装着したまま取り出し可能
▼ ケース無しiPhoneでは・・・
▼ Appleのレザーウォレットと比較
▼ 8色のカラーバリエーション
▼ まとめ
「MagSafe」対応とは?
今回発売されたカードウォレットは、「MagSafe」に対応しています。MagSafeはiPhoneではiPhone12シリーズから採用された仕組みで、背面に内蔵された強力な磁石により充電器やさまざまなアクセサリーを簡単に取り外しすることが可能です。
 
主な仕様は?
トリニティのMagSafe対応カードウォレットの主な仕様は以下のとおりです。
 
| 製品サイズ | 64 × 95 × 6ミリ(W × H × D) | 
|---|---|
| 製品重量 | 33グラム | 
| パッケージサイズ | 110 × 200 × 10ミリ(W × H × D) | 
| パッケージ重量 | 48グラム | 
| 対応機種 | iPhone12/iPhone12 mini/iPhone12 Pro/iPhone 12 Pro Max | 
| カラー | ピンク、イエロー、カーキ、レッド、ネイビー、ブラウン、グレージュ、ブラック | 
 
今回は、ネイビーを試してみました。
 

マグネットシールド搭載で安心
クレジットカードやキャッシュカードの磁気ストライプは、磁力を発生するものに近づけると、データが破損する恐れがあるため、特にiPhone12シリーズとの扱いには気をつける必要があります。
 
しかし、このカードウォレットには、「マグネットシールド」が搭載されています。これにより、iPhone12シリーズの磁気からもカードを守ってくれます。なお、カードの収納方法はAppleの「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」と同じく、磁気ストライプのある面を外側に向けるように案内されていました。
 

iPhoneに装着したまま取り出し可能
Appleの「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」は、ウォレットの裏面に穴が空いており、カードを取り出すには一度、ウォレットをiPhoneから取り出す必要がありますが、トリニティのカードウォレットは表面に切り欠きがあるため、iPhoneに装着した状態でカードを取り出すことができます。
 

ケース無しiPhoneでは・・・
最初、筆者はカードウォレットをケースを着けない状態のiPhoneに装着して試してみました。すると、iPhone12 miniの場合、わずかですがカードウォレットのサイズが大きく感じました。
 

 
そしてなによりも残念だったのは、磁力が弱いためか、少し動かすとすぐに外れてしまうのです。iPhone本体に装着した状態でiPhoneを握ってみても、カードウォレットがズレるのが気になってしまうのです。この点は、Appleの「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」と異なる感覚でした。
 
そこで、今度はAppleの「MagSafe対応iPhone 12 miniレザーケース」を装着した状態のiPhoneに、トリニティのカードウォレットを装着してみました。すると、サイズ感、装着感ともに大きく向上したのです。実用上も、カードウォレットのズレはほぼ気にならない程度になりました。
 

 
今回の製品は、MagSafe対応のケースを普段から使用している人の方が向いていると感じました。
Appleのレザーウォレットと比較
ここで、Appleの「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」とトリニティの「MagSafe対応カードウォレット」比較しました。
 
| メーカー | トリニティ | Apple | 
|---|---|---|
| 価格(税込) | 2,970円 | 7,480円 | 
| 装着後のズレやすさ | ケースを着けない場合、ズレやすい | ケース(MagSafe対応)の有無に関わらず、しっかりと装着される | 
| カードを取り出す手間 | iPhoneに装着したまま取り出しができる | ウォレットを一度、iPhoneから取り外す必要がある | 
| カードを完全に隠せるか | 表面に切り欠きがあるため、カードの一部が見える | カード取り出しのための穴が裏面にあるため、カードが完全に隠れる | 
| 磁気のシールド機能 | あり | あり | 
 
どちらの製品も魅力的な部分があり、筆者も執筆の時点では、どちらに軍配が上がるとは言いきれない部分があります。自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。
8色のカラーバリエーション
トリニティのカードウォレットは、8色のカラーバリエーションがあります。Appleのレザーウォレットは5色しかないので、選択の幅が広がります。また、トリニティの方がパステル調の色味なので、これからの季節に合わせやすいでしょう。
 

まとめ
今回、トリニティからこの製品が発表されたときは、安心しました。なぜならば、「マグネットシールド」を搭載しており、強力な磁石から磁気情報を守ると明記されており、さらに、磁気カードの収納にも触れられていたからです。磁気カードへの対応を明記した製品は安心して使用することができます。
 
また、iPhoneからカードウォレットを取り外さないでもカードを出し入れできるデザインにした点は、うまくApple純正品と差別化を図ったなと感じました。
 
コンセプトが悪くないだけに、ケースなしのiPhoneでの使用感は残念でしたが、普段からiPhoneにMagSafe対応のケースを着けている人にはおすすめの商品です。
 
【MagSafe対応カードウォレット】は、2,970円で「Trinity Online Store」や全国の家電量販店などで購入可能です。


