Appleのティム・クックCEO、当面は留任する意向?10年以内には退任と言及
米紙The New York Timesは、同社のホームページにAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)へのインタビューを掲載しました。インタビューの中で、クックCEOは「10年後には、Appleにいないだろう」とコメントしています。
インタビューで言及
The New York Timesのカラ・スウィッシャー氏は、ティム・クックCEOに対してParlerやFacebookについて質問しており、クック氏が「Facebookには興味がない」と言及したことがインタビューの先行公開で明らかになっていました。
現地時間4月5日にインタビューの全文が公開され、スウィッシャー氏が締めの質問として「今後の10年間もAppleにいる?」とクックCEOに尋ねています。
クックCEOは「10年後にはAppleには多分いないと思う」と答えつつ「今が素晴らしいから、(退任する)具体的な日付は考えてもいないよ」と回答し、直近では退任する考えがないことを示唆しました。
その後、Appleを去った後に何をするか問われた際に「この会社が大好きだから、今のところApple抜きの人生はイメージできない」と答えています。
後継者選びの噂も
ティム・クック氏は2011年8月に故スティーブ・ジョブズ氏の退任を受けてCEOに就任し、現在60歳となっています。
大手海外メディアのBloombergは昨年9月、AppleがクックCEOの後継者の育成や選定を視野に入れていると報じました。
Bloombergによると、仮に現時点でクック氏がAppleを去った場合は、後継者は最高執行責任者(COO)を務めるジェフ・ウィリアムズ氏となる可能性が高いとみられています。
一方、40代で上級副社長に就任したジョン・ターナス氏等の次世代の名前も紹介されています。
Source:The New York Times via 9to5Mac
Photo:Apple(1), (2)
(seng)