Xiaomi、四角いロゴを丸くする〜日本人の原研哉氏がデザイン

    xiaomi ロゴ

    xiaomi ロゴ
     
    2020年第4四半期(10月〜12月)の世界スマートフォン市場シェアで3位につけているXiaomiが、日本人グラフィックデザイナーである原研哉氏のデザインで、自社のブランドロゴを刷新しました。

    Xiaomiの思想が細部に宿っている?

    AirPowerのようなワイヤレス充電パッド、自社ブランドとしては初の折りたたみスマートフォン、ほぼ1インチの大型イメージセンサーなど、話題に事欠かないXiaomiの2021年度新作発表会ですが、まだまだ“隠し玉”が用意されていたようです。
     
    レイ・ジュン最高経営責任者(CEO)は30日、創業10年目を記念し、ブランドロゴを刷新すると発表しました。従来の四角いデザインから丸形デザインと変わっただけと思うかもしれません。レイ・ジュンCEOも「このロゴにがっかりしたかも知れない。オリジナルのロゴを丸くしただけだろ?って」と茶目っ気たっぷりに語ります。
     
    xiaomi ロゴ
     
    しかし受ける印象とは裏腹に、2017年頃から日本人グラフィックデザイナーの原研哉氏と共同で、四角と丸のバランスを極限まで追求すべく、細かくロゴのデザインを調整してきたそうです。Xiaomiの経営哲学「人が生きているならば、人によって作られる技術もまた生きている」を取り入れて「Alive(生命)」をコンセプトにした、と原氏はイベントで語りました。
     
    またブランドロゴだけでなく、フォントも丸みを帯びているのが特徴です。もしかすると、20分に渡るレイ・ジュンCEOの熱弁も虚しく、やはり四角を丸に変えるのに膨大な時間と莫大な費用を注ぎ込むのは何かがおかしいのではないか、と感じる消費者もいるかも知れません。しかし、ロゴにかけるここまでの熱意こそ、今のXiaomiの勢いを物語っているとも言えるでしょう。
     
     
    Source:Xiaomi via GSMArena,The Verge,Gizmochina
    (kihachi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次