MacBookがVAIO XR、A12のようなチルト機構搭載で冷却能力向上?特許取得

    VAIO XR

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    Appleが、MacBookの冷却機構に関する特許を取得しました。将来のMacBookには、VAIO XRが採用していたような、ディスプレイを展開すると底面がチルトするメカニズムを搭載するかもしれません。

    冷却機構に関する新しい特許を取得

    Appleが米国特許商標庁(USPTO)にて現地時間2021年3月25日に取得した特許には、「冷却能力を向上させる、展開可能な底面の機構」という題名がつけられており、MacBookの底面を展開することで、冷却能力を向上させようとするものです。
     
    本特許に記載されたメカニズムは、MacBookのボトムケースを展開し、放熱部を広く確保します。
     

     
    Appleが取得した特許には、「ボトムカバー全体が、ディスプレイ展開時にチルトするもの」「ボトムカバーの一部のみ、ディスプレイ展開時にせり出すもの」の2つの例が示されています。
     
    Macbook cooling patent_2
     
    Appleは2020年9月にも、ボトムカバーを展開する特許を取得していました。

    VAIO XRやVAIO A12が搭載していたチルト機構


     
    VAIO XR 2
     
    ディスプレイを開くとチルトするメカニズムは、VAIOにも「VAIO XRのインタークーラーフラップ」「VAIO A12のスタビライザーフラップ」などとして搭載されていました。
     
    本特許が実製品に搭載された場合、ボトムケースから分離して本体を傾斜させるという点で、キータイピングを快適にすると同時に、より高い冷却能力が確保できそうです。
     
     
    Source:USPTO via Patently Apple, ソニー, VAIO
    (FT729)

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