【レビュー】AUKEYの超小型カーチャージャーとMagSafeで、車内充電環境を構築

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AUKEYから発売された超小型カーチャージャー「AUKEY Enduro 20W(型番:CC-A2)」と、MagSafeを組み合わせ、ワイヤレスCarPlay使用中でも充電可能な環境が実現できました。

AUKEY Enduro 20W(型番:CC-A2)をレビュー

AUKEYが3月3日に発売した、シガーライターソケット(アクセサリーソケット)に差しても出っ張らない超小型USB-Cカーチャージャー、「Enduro 20Wを試用させて頂きました。
 
筆者はこれまで、欧州車メーカーの純正USBカーチャージャーとLightningケーブルでiPhone12 Proを充電していました。
 
iPhone12シリーズはMagSafeに対応していますので、USB-CカーチャージャーとMagSafeを組み合わせれば、車内でワイヤレス充電が可能になると検討していましたが、どのカーチャージャーも長く、シガーライターソケットに差し込んだ場合に車両の蓋が閉まらなくなるため、純正USB-Cカーチャージャーが発売されるのを待っていました。
 
AUKEYが発売した「Enduro 20W」は、純正USBカーチャージャーよりも小型でUSB-Cに対応していますので、期待し、使用してみました。予想通り、希望の環境が構築できましたので、お伝えします。
 

パッケージ表面と製品の仕様

 
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「Enduro 20W」の仕様は、下記の通りです。
 

項目 内容
型番 CC-A2
入力 DC 12–24V
USB-C出力 5V=2.4A、9V=2.22A、12V=1.67A
最大出力 20W
本体サイズ 20.7 x 20.7 x 34.6ミリ
本体重量 16グラム

 
AUKEYは、USB-C端子を2つ搭載し、合計出力30Wに対応する「30W カーチャージャー(型番:CC-A4)」や、USB-C端子とUSB-A端子を搭載し、合計出力30Wに対応する「30W カーチャージャー(型番:CC-A3)」を販売しています。
 
両製品ともに「Enduro 20W」と同じような小型デザインを採用していますが、長さが39.7ミリと、5.1ミリ長くなっています。
 
また「9V=2.22A」のパワールールに対応しているのは「Enduro 20W」のみです。
 
筆者の環境では、車両にUSB-A端子が装備されているのでUSB-C端子は1つのみでも良く、長さの短いUSB-Cカーチャージャーを探していたので、「Enduro 20W」は最適な製品といえます。
 

パッケージ裏面

 
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パッケージ裏面には、「Enduro 20W」の仕様、iPhone12シリーズでPD20W急速充電が可能であることが明記されています。
 

同梱品

 
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「Enduro 20W」のパッケージには、本体と取扱説明書、保証書が収められています。
 

「CEマーク」表記で、欧州車対応を確認

 
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取扱説明書には、「CEマーク」対応であることが記されています。欧州車の場合、日本車とシガーライターソケットの仕様が異なり、「CEマーク」に対応していないと、差し込んだカーチャージャーのヒューズがとぶことがあります(場合によって、車両側のヒューズがとぶこともあります)。
 
筆者も他社製品で経験し、使用不可になったUSBカーチャージャーがあったため、「CEマーク」対応製品が必須でした。
 
「Enduro 20W」はその点でも安心して使用できました。
 

Enduro 20Wと、純正USBカーチャージャーを比較

 
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「Enduro 20W」と、これまで使っていたBMW純正 USBカーチャージャー(以下、純正USBチャージャー))を比較してみました。
 
どちらにも、「CEマーク」が記載されているのが確認できます。
 

Enduro 20Wと、純正USBチャージャーを比較「長さ」

 
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「Enduro 20W」と純正USBチャージャー、どちらも小型の製品ですが、「Enduro 20W」は明らかに長さが短いのが確認できます。
 
開封前は、純正USBチャージャーと同程度の長さを想像していましたので、うれしい驚きでした。
 

Enduro 20Wと、純正USBチャージャーを比較「つまみ」

 
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両製品ともに、シガーライターソケットから抜くための「つまみ」を採用していますので、小さくても抜きにくくありません。
 

Enduro 20Wと、純正USBチャージャーを比較「USB端子」

 
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「Enduro 20W」はUSB-C端子が1つ、純正USBチャージャーはUSB-A端子を2つ搭載しています。
 

シガーライターソケット 未使用時

 
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車両のシガーライターソケット部の蓋を開けた状態です。シガーライターソケットキャップを差し込んだ状態で、蓋が閉まるようにデザインされています。
 

純正USBチャージャー

 
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純正USBチャージャーは、シガーライターソケットキャップと同じ程度にシガーライターソケットから出っ張る長さなので、蓋が閉まらないということはありません。
 
ただし、これより長いUSBチャージャーでは、蓋を閉めても、閉まりきらない状態になってしまう製品が多数でした。
 

Enduro 20W

 
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「Enduro 20W」なら、純正USBチャージャーよりも出っ張る部分が短いので、蓋も問題なく閉まりました。
 

Enduro 20W(つまみを立てた状態)

 
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「Enduro 20W」の折りたたみ式つまみを立てれば、容易にシガーライターソケットから抜き取ることができました。
 

Enduro 20WとMagSafeを組み合わせ

 
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「Enduro 20W」は通電状態で、折りたたみ式つまみ奥の、青色LEDが点灯します。「CEマーク」に対応していないUSBチャージャーの場合、通電すると一瞬だけLEDが点灯し、USBチャージャー内部のヒューズがとび、消灯します。
 
「Enduro 20W」のUSB-C端子にMagSafeを接続しました。ケーブル端には、100円ショップ「キャンドゥ」の、ケーブル保護アクセサリー(グリーン)を装着しています。
 

MagSafeをiPhone12 Pro背面に装着

 
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「Enduro 20W」は「CEマーク」に対応していますので、ヒューズがとぶこともなく通電しているのが、青色LEDの点灯で確認できました。
 
「Enduro 20W」と組み合わせたMagSafeを、iPhone12 Pro用MagSafe対応ハイブリッドクリアケースに装着しました。
 

ワイヤレスCarPlay中の充電状態

 
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ワイヤレスCarPlayの画面で、iPhone12 Proが充電状態であることが確認できました。

まとめ

「Enduro 20W」は超小型ながら、iPhone12シリーズを20Wで急速充電可能な製品です。
 
筆者は今回、「Enduro 20W」とMagSafeを組み合わせてワイヤレスCarPlayを使用し、希望する車内充電環境を整えることができました。
 
ワイヤレスCarPlayなら、Lightningケーブルを繋がなくても車両側のディスプレイにCarPlayの画面を表示可能ですが、「マップ」アプリでナビゲーションを利用すると、バッテリー消費率が高くなります。
 
その対策として、これまでは純正USBチャージャーにLightningケーブルを接続して充電していましたので、「ワイヤレスCarPlayならLightningケーブルを接続する必要がない」メリットが半減していました。
 
「Enduro 20W」の試用を通じた評価は、下記の通りです。
 

  • USB-C端子を通じ、iPhone12シリーズを20Wで急速充電可能
  • 超小型で、シガーライターソケットからの出っ張りが少なく、干渉しなくて良い
  • CEマーク付きなので、欧州車でも安心して使用できる
  • 純正USBチャージャー(約3,700円)の半額以下の価格
  • MagSafeとの組み合わせで、車内でワイヤレス充電が可能になった
  • iPhone12 ProにLightningケーブルを接続する必要がなくなった
  • ワイヤレスCarPlayとあわせ、充電環境もワイヤレスにできた

 
 
Source:AUKEY Enduro 20W
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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