Apple、開発者向けにプライバシー方針に関する追加ガイダンスを公開

    App Store privacy labels

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    Appleは現地時間2月23日、App Storeのプライバシー方針について説明した開発者向けのApple Developer Webサイトにおいて、追加ガイダンスを公開しました。

    Apple、12月よりプライバシーラベル表示を義務付け

    Appleは2020年12月8日以降にアップデート、または新しくリリースされたアプリに対してプライバシーラベルの表示を義務付けました。それ以来、一部の開発者はユーザーから収集したデータを報告したくない、入力方法が分からないなどの不満を抱いています。
     
    App Storeにプライバシーラベルが導入されたことにより、開発者はアプリを通じてユーザーから収集した連絡先、写真、金融情報、位置情報、閲覧履歴、メッセージなど収集される全ての個人情報について正確な情報を提出する必要があります。
     
    今回公開された追加ガイダンスでは、アプリまたはゲームにアプリ内ブラウザが実装されている場合、ユーザーのIPアドレスを収集する場合、及びマルチプレイヤーに対応する場合などに関するプライバシー方針を明示する方法について説明されています。
     
    例えば、アプリ内ブラウザを設置しているアプリは、Web経由で収集された全てのデータについて明示する必要があります。IPアドレスを収集するアプリは正確な位置情報やデバイスIDなど、これらの情報からどのようなデータを取得しているのかを報告する義務があります。
     
    またAppleは、アプリが特定のデータを収集するのみで、データを保存、もしくはサードパーティーのサービスに提供しない場合には、報告の義務はないとしています。

    Facebook、Appleの新プライバシー方針を批判

    ワシントン・ポスト紙によると、App Storeには虚偽もしくは不正確なプライバシー情報を表示しているアプリが複数存在しているとのことです。なお、FacebookはAppleの新プライバシー方針を批判しています。
     
    Googleは、プライバシーラベルの表示を回避するためiOSアプリを更新していないのではないかと噂されていましたが、現地時間の2月22日、GmailのiOSアプリをアップデートし、プライバシーの成分表示もApp Storeで掲載し始めたと報じられました。
     
     
    Source:Apple via 9to5Mac
    (m7000)

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    この記事を書いた人

    本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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