マクセル、Appleを12件の特許侵害でさらに訴える〜訴訟対象は合計27件に

マクセル Apple

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日本企業のマクセル(Maxell)が、iPhoneのFaceTimeなどに使われている技術が12件の特許を侵害している、としてAppleを相手取って訴訟を起こしました。マクセルは2019年と2020年にもAppleによる特許侵害を訴えています。

2019年、2020年の訴訟に加え、12件の特許侵害で訴える

記録メディアや電池などの製品で知られるマクセルが、12件の特許がAppleに侵害された、として現地時間2月19日、テキサス州の裁判所に訴えを起こしました。
 
マクセルは訴状で、iPhoneやiPad、MacやApple Watchといった製品で特許が侵害されている、と主張しています。
 
マクセルは、2019年3月に10件の特許侵害で、2020年7月には5件の特許侵害で、それぞれAppleを訴えており、現在も調査が継続中です

FaceTimeや写真アプリの顔認識に関する特許侵害を訴える

今回、マクセルが訴えたのは、Appleによる以下12件の特許侵害です。なお、12件の訴訟はそれぞれ独立したものとして起こされています。
 

  • 他の機器とデジタル情報を送受信する通信装置(特許番号10,911,719、10,389,978)
  • 電子式カメラ(特許番号8,736,729)
  • 多重オーディオデコーディング装置及び受信装置(特許番号6,816,491、8,098,695)
  • イメージング装置及びホワイトバランス制御手法(特許番号7,551,209、8,130,284)
  • モバイルターミナル及びその制御方法(特許番号10,264,456)
  • 記録・再生装置及びその手法(特許番号10,418,069)
  • 無線送受話器及び位置探索システム(特許番号7,072,673、6,484,034)
  • デジタル情報の記録装置、再生装置、送信装置(特許番号10,592,372)

 

AppleInsiderによると、「他の機器とデジタル情報を送受信する通信装置」「電子式カメラ」「多重オーディオデコーディング装置及び受信装置」の5件はFaceTime機能に関連した内容です。
 
「モバイルターミナル及びその制御方法」は端末のロック解除技術、「記録・再生装置及びその手法」はiPhoneなどの写真アプリで人物の認識に用いられている技術です。
 
97ページに及ぶ訴状の全文は公開されており、Web上で読むことができます。
 
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Source:AppleInsider
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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