マクセル、Appleを10件の特許侵害で訴える

    マクセル Apple

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    記録メディアや電池などの製品で知られる日本企業のマクセルが、10件の特許を侵害されたとしてAppleを提訴しました。マクセルは、Appleと数年間にわたり協議を重ねましたが合意に至らず、提訴に踏み切ったと説明しています。

    Appleが10の特許を侵害とマクセル

    マクセルは現地時間3月15日、テキサス州東部を管轄する裁判所でAppleを相手取った訴訟を起こしました。
     
    マクセルは、以下10件の特許を侵害されたと主張しており、中には旧親会社の日立から継承したものも含まれます。
     

    • 徒歩でのナビゲーションや「友達を探す」などAppleのマップ機能に関連した技術(特許番号6,748,317、6,580,999、6,430,498)
    • Appleのカメラデザイン(特許番号8,339,493)
    • AirDropなどのワイヤレス通信(特許番号7,116,438)
    • 携帯電話の電波テクノロジー(特許番号6,408,193)
    • 呼び出し音(特許番号6,928,306)
    • 消費電力管理技術(特許番号6,329,794)
    • デバイスを使った他デバイスのロック解除(特許番号10,212,586)
    • FaceTimeビデオ通話やiTunesのビデオ機能による特許侵害(特許番号10,084,991)

     
    マクセルは訴状で「Appleは少なくとも2013年6月にはマクセルの特許を侵害していることを認識しており、特許侵害をめぐり数多くの協議が行われた」と説明しています。

    「Appleは2013年には特許侵害を認識」

    訴状では、2018年までに発売されたiPhone、iPad、Macのモデルについて言及されており、中でも特許侵害の例として、iPhone XSの名前が何度も挙げられています。
     
    マクセルは、陪審員裁判、損害賠償、予備的差止め命令、終局的差止め命令を求めています。

     
    米メディアAppleInsiderはこれまでの例から、「Appleは提訴の取り下げか示談による和解を目指すだろう」と推測しています。
     
    マクセルによる訴状は、こちらから読むことができます。
     
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    Source:AppleInsider
    (hato)

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