スマホ非接触決済の現在利用率は9.6%で半年前から低下、利用率トップは楽天Edy

楽天Edy おサイフケータイ

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MMD研究所は1月22日、「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を発表しました。非接触決済の利用率、利用検討者の利用意向において、「楽天Edy」がトップに立っています。

45,000人を対象に調査

「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」は、18歳〜69歳の男女45,000名を対象に2021年1月1日〜4日にインターネットで実施されています。
 
回収サンプル数を人口構成比に合わせるためのウエイトバック集計処理を行なっています。

利用経験は22.6%、現在の利用者は9.6%

スマートフォン非接触決済の認知・利用状況について、最も多かったのは「非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」20.9%で、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」19.8%、「全く知らない」18.2%が続きました。
 
MMD研究所「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」
 
この回答を、認知から利用の状況をモデル化するファネル分析で見ると、「認知」は81.8%、「内容理解」は47.8%、「利用経験」は22.6%、「現在利用」は9.6%でした。
 
MMD研究所「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」
 
MMD研究所が発表したばかりのQRコード決済の調査結果と比べて、認知、内容理解、利用経験とも低く、「現在利用」はQRコード決済の33.3%に対して、非接触決済は9.6%にとどまっています。
 
2020年7月の前回調査と比較すると、認知率や利用経験率はわずかに上昇したものの、現在利用率は前回の12.7%から9.6%へと低下しています。

利用率は1位「楽天Edy」、2位「iD」

スマートフォンの非接触決済サービスを現在利用している回答者(n=10,929)が最も利用しているスマートフォンの非接触決済サービスは、「楽天Edy」が32.6%でトップ、以下「iD」20.7%、「モバイルSuica」19.0%、「QUICPay」10.0%などと続いています。
 
MMD研究所「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」
 
最も利用している非接触決済サービスの利用開始時期は、「覚えていない」が30.8%で最も多く、「2016年12月以前」が21.2%でした。
 
MMD研究所「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」
 
スマートフォン非接触決済の最近1年以内(2020年1月以降)の利用開始者の割合は19.9%で、QRコード決済の31.4%と比べると低くなっています。

利用意向1位は「楽天Edy」、2位は「モバイルSuica」

スマートフォン非接触決済サービスの利用を検討している回答者(n=3,686)が、最も利用を検討しているサービスは、「楽天Edy」が18.8%でトップ、以下「モバイルSuica」15.8%、「Visaのタッチ決済」11.1%、「モバイルWAON」10.3%などと続いています。
 
MMD研究所「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」
 
 
Source:MMD研究所
Photo:楽天Edy
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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