MediaTekの新SoCは「Dimensity 1200」?

MediaTekのDimensity 2100の画像

MediaTekのDimensity 2100の画像
 
MediaTekが今月末に発表するといわれている新しいシステム・オン・チップ(SoC)の情報です。新しいSoCはDimensity 1200と呼ばれ、QualcommのハイエンドSoCであったSnapdragon 865を超える性能になるとのことです。

6nmプロセスで製造されるSoC

このDimensity 1200は、これまでのリーク情報でMT6893と呼ばれていたSoCです。
 
Dimensity 1200は6ナノメートル(nm)プロセスで製造され、8つのCPUコアを搭載するとされています。
 

  • Cortex-A78 x 1(3.0GHz)
  • Cortex-A78 x 3(2.6GHz)
  • Cortex-A55 x 4(2.0GHz)

 
また、5G通信にも対応し、画像処理プロセッサ(ISP)も従来に比べて大幅に改善されるとのことです。

Snapdragon 865を超える性能に?

Dimensity 1200のAntutuベンチマークの結果はCPUではQualcommのSnapdragon 865に劣るものの、GPU、MEM、UXで上回り、トータルでも上回っているとのことです。
 
Snapdragon 865は2019年の12月に登場した当時のハイエンドSoCですので、Dimensity 1200はかなりの性能を誇ると考えられます。
 
Gizmochinaによると、VivoやOppoなどに加えて、HonorやHuaweiからもDimensity 1200を搭載したスマートフォンが出る可能性があるとのことです。
 
 
Source:Gizmochina
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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