Facebook、新聞への一面広告でAppleを大々的に批判

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Facebookが現地時間12月16日、アメリカの複数の有力紙に一面広告を出し、Appleが今後iOS14に導入予定のトラッキング防止機能を大々的に批判しました。

有力紙に一面広告

Facebookは、12月16日付のNew York Times、Wall Street Journal、Washington Postに「すべての中小企業のためにAppleに立ち向かいます」と題した一面広告を打ちました。内容は、AppleがiOS14で今後導入を予定している、トラッキング防止機能に反対するものです。

 

Facebookにおいて、中小企業は事業の中核をなすものです。1,000万以上の事業主が毎月当社の広告ツールを利用して、新たな顧客を見つけ、従業員を雇い、コミュニティと交流しています。
 
中小事業者の多くは、パーソナライズした広告を打ち、効果的に顧客にリーチすることを制限する、Appleのソフトウェア・アップデートを懸念しています。
 
Deloitteの調査によれば、このパンデミック禍において、中小事業者の44%がソーシャルメディア上のパーソナライズ広告の利用を開始したり、増やしたりしています。パーソナライズ広告がなければ、平均的な中小事業者の広告主は、広告あたり60%以上の売上を失うとのFacebookのデータがあります。
 
パーソナライズ広告の制限は当社のような大企業にも影響を与えますが、最も被害を受けるのは小さな事業者です。すでに直面している問題に加え、さらなるダメージを被るでしょう。
 
中小事業者の声を聞くべきです。
 
我々はあなた方の不安を聞き、ともに立ち上がります。
 
fb.com/SpeakUpForSmallに参加してください。

 
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Epic Gamesに味方することも宣言

Facebookは以前よりトラッキング防止機能に反対しており、10月には同社最高収益責任者(CRO)のデヴィッド・フィッシャー氏が「Appleに攻撃を受けている」と発言しています。

 
またFacebookは同日、規約違反をめぐりAppleと係争中のEpic Gamesを支援する証拠を提出する計画も明らかにしました。

 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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