AirPods Maxは「刻印する」方が早く受け取れる
Appleが発表したオーバーイヤーヘッドホンのAirPods Maxは、すでに2020年内の購入が困難となっています。しかし、名前や絵文字を刻印したほうが無刻印よりも早く配送されるという逆転現象が発生しています。
刻印を追加すると納期が一気に短縮
Appleが現地時間12月8日に発表したAirPods Maxは、12月15日の発売予定ですが、予約受付開始直後から配送までの期間が延び続けています。
発表から約10時間後の12月9日午前8時30分時点で、Apple公式オンラインストアでAirPods Maxを「刻印なし」で購入する場合、配送までの期間は以下のとおりで、2020年内の購入はできません。
- スペースグレイ:12〜14週間
- シルバー:8〜10週間
- グリーン:12〜14週間
- スカイブルー:2021年2月2日〜2月6日
- ピンク:2021年1月8日〜1月16日
しかし、文字や絵文字を刻印できる「刻印を追加する」を選択した場合、配送までの期間は以下のように変化し、シルバーは年内の配送が可能です。
- スペースグレイ:2020年12月27日〜2021年1月3日
- シルバー:2020年12月26日
- グリーン:2021年2月4日〜2月8日
- スカイブルー:8〜10週間
- ピンク:2020年12月27日〜2021年1月3日
原因はAppleの在庫管理?
刻印加工の時間が必要となるため、刻印入りモデルは刻印なしのモデルと比べて納期が長くなるのが通常ですが、AirPods Maxでは逆転現象が発生しています。
米メディアMacRumorsは、刻印の有無で納期が違う理由について、Appleが在庫を分けて管理しているためではないか、と推測しています。
なお、12月15日以降は各地のApple Storeに、店頭受け取り可能な在庫が追加されるとみられます。
現時点ではAirPods Maxのページに案内はありませんが、Appleは通常、刻印を入れた製品の返品を受け付けていないため、返品の可能性がある場合は店頭在庫を狙った方が良いかもしれません。
AppleはAirPods Maxの交換用イヤークッションも近日発売すると予告しています。
Source:Apple, MacRumors
(hato)