Foxconnリウ会長「iPhone12は好調。勢いは2021年も続く」

    Apple iPhone12 mini

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    iPhoneの組み立てを担当するApple最大のサプライヤーのFoxconnは、現地時間11月12日に業績発表会を開催し、iPhone12シリーズの受注が好調で、勢いが2021年まで続く見込みだと明かしました。

    iPhone12の好調が収益押し上げる

    Foxconnとして知られる鴻海科技集団が発表した2020年7月〜9月期の収益は308億台湾ドル(約1,135億円)で、前年同期の307億台湾ドル(約1,132億円)から横ばいでしたが、多くのアナリストの見込みを上回りました。
     
    同社最高財務責任者(CFO)のデイビッド・ファン氏は、顧客が製品の発売を遅らせたため、同四半期の収益が7%減少したと語っています。これは、例年9月に発売されるiPhoneが、10月から11月に遅れたことを指しているとみられます。
     
    リウ・ヤンウェイ会長は、スマートフォン事業とサーバー事業が期待以上に好調だったと語り、特にiPhone12が好調なことで、収益が押し上げられていると述べています。

    今後、数カ月は好調続くiPhone12

    iPhone12の好調が今後数カ月にわたって続くとの見方は、リウ会長とアナリストたちで一致しており、10月〜12月期は売上高が10%増加すると見込まれています。その勢いは、2021年に入っても続くと予想されています。
     
    iPhone12シリーズ4モデルのうち、FoxconnはiPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxの全量とその他モデルの70%の組み立てを担当しているとFubon Researchは推定しています。
     
    なお、リウ会長は8月に「脱・中国」の方針を語り「中国は世界の工場としての役割を終えた」と発言して注目を集めました。
     
     
    Source:Reuters
    Photo:Apple iPhone12 mini
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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