MagSafeの分解記事をiFixitが公開〜iPhone12分解記事公開を予告

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ガジェットの分解レポートで知られるiFixitが、MagSafe充電パッドの分解記事を公開しました。iFixitは、10月23日(金)にiPhone12とiPhone12 Proの分解も同時進行で行うとTwitterに投稿しています。

MagSafe充電パッドの分解

iFixitがiPhone12とiPhone12 Proの分解を前に、受領済みのMagSafe充電パッドの分解記事を公開しました。

 

X線透視写真

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X線透視でMagSafe充電パッド内部を確認し、Apple Watch用ワイヤレス充電パッドと比較したところ、Apple Watch用ワイヤレス充電パッドには中央に吸着用の磁石が1つ配置されているのに対し、MagSafe充電パッドは周囲に磁石のリングが配置されているのが確認されたとiFixitは指摘しています。
 

分解開始

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ヒートガンで熱し、接着剤を柔らかくしてから吸盤カップを使用して分解しようとしましたが、この方法で分解することは出来なかったようです。
 
最終的に、充電パッド表面の白いカバー部と、周囲の金属部の間にカッターの刃を挿入し、剥がす必要があったようです。
 

内部充電コイル

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白いカバー部内面にはエッチング加工された銅製ステッカー、充電コイルの周囲には4本のリード線が配置されています。
 

回路基板

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充電コイルの下には、金属シールドに覆われた回路基板が配置されているようです。回路基板には、STWPSPA1というラベルの付いたチップが収納されており、STMicroelectronicsの15Wワイヤレス充電器ICであるSTWBC-EPと密接な関係がある可能性をiFixitは指摘しています。

iPhone12とiPhone12 Proの分解記事公開に期待

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iFixitは、MagSafe充電パッドをこれ以上分解しても得られるものは少ないだろうとし、最後に各部のX線透視写真を掲載しています。
 
iFixitは10月23日にiPhone12とiPhone12 Proの分解を行い、記事を公開すると予告しています。
 
両モデルの分解の模様は、リーカーのDuan Rui(@duanrui1205)氏が紹介しています。iFixitの分解記事では、ロジックボードのチップなど詳細情報が紹介されると期待されます。
 
 
Source:iFixit
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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