短編動画配信サービス「Quibi」、Appleに買収を断られ買い手探しに悪戦苦闘か

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スマホ環境に特化した短編動画配信サービス「Quibi」をAppleへ売却することを模索していた創業者のジェフリー・カッツェンバーグ氏ですが、Appleのインターネット関連ソフトウェア・サービス担当上級副社長、エディー・キュー氏を含むApple役員から申し出を断られ、その後買い手が見つけられずに右往左往している、とThe Informationが伝えています。

アプローチされたすべての企業が売却案を拒絶

プラットフォーム上で配信する番組をすべて10分以内に限るなど、スマートフォン環境での視聴への最適化による差別化を目指していた「Quibi」ですが、アプローチしたすべての企業に売却案を拒絶された、と報じられています。
 
Quibiのカッツェンバーグ氏がプラットフォームの売却話を持ちかけた人物には、WarnerMediaの最高経営責任者(CEO)のジェイソン・キラー氏、Facebookのアプリ部門責任者フィジー・シモ氏、Appleのキュー氏がなどが挙げられるとのことです。

特異なコンテンツ契約と登録者数の伸び悩みが原因か

各社がQuibiの買収に乗り出さなかった原因として、プラットフォーム上のコンテンツの所有権は2年しか持たないという特異な契約内容が背後にあったとされています。多くのクリエイターをプラットフォームに巻き込むため、制作から2年後には他サービスへのライセンス契約を許可する同社の方針が裏目に出たと推測されます。
 
Quibiは、今年上半期終わりまでに700万人以上の有料サブスクリプション登録者数の獲得を目論んでいましたが、現在のところ40万〜50万人にとどまっています。その数字には、T-Mobileを介した1年間無料の登録者も含まれるとされており、サービス登録者数の伸び悩みも、サービス売却が実現しにくい要因のひとつとみられています。
 
 
Source:The Information via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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