Spotify、iOS14ウィジェットを開発中〜ベータ版がTestFlightで公開
iOSアプリのテスター向け配信をサポートしてくれるTestFlightで、音楽配信アプリSpotifyの最新ベータ版が公開されました。その中に、iOS14で利用可能なホーム画面のウィジェットのインターフェースが見つかった、と報じられています。
最後に再生した曲のアートワークを表示
iOS14の目玉新機能のひとつとして、ホーム画面のウィジェットが挙げられます。ウィジェットは、ホーム画面上の様々な位置に異なるサイズやレイアウトで配置可能となっていますが、Spotifyもウィジェット対応に向け動いていることが明らかになりました。
Spotifyのウィジェットは、現在のところ小サイズと中サイズが利用可能で、小サイズは最後にプレイしたアーティスト、楽曲、もしくはアルバムのアートワーク、中サイズは同じコンテンツを最大4つまで表示可能となる見通しです。
再生・停止ボタンなどインタラクティブな機能はなし
Spotifyのウィジェットには、残念ながら「再生」「停止」「次の楽曲」ボタンはありません。これは、Appleがウィジェットに読み込み情報のみの表示を許可しているためです。バッテリー駆動時間への影響から、ウィジェット内のスクロールやスイッチなどのインタラクティブな機能が使用不可となっているのだろう、と米メディアMacRumorsは推測しています。
しかしながら、小サイズ/中サイズのウィジェットともに「音楽とポットキャストを聴く(Listen to Music and Podcasts)」のテキストが表示されており、タップするとSpotifyアプリが開かれる仕様となっています。
Redditユーザーの報告によれば、Spotifyウィジェットではまだアルバムアートワークが表示されていないとのことですが、ウィジェットの枠は存在しているため、機能は現在開発中であると考えられます。
Spotifyは先月、iPhoneへの接続なしでもApple Watchから直接オーディオのストリーミングを行える新機能のテストを行っている、と伝えられたばかりです。
Source:austinmauritz/Reddit, lupulo/Reddit via MacRumors
(lexi)