iPad Air 4のTouch ID内蔵トップボタン、開発に難渋も機能は良好

    Touch ID on Top button

    Touch ID on Top button
     
    PodcastのSame Brain(iJustine and Jenna)が、iPad Air(第4世代)に搭載されたTouch ID内蔵トップボタンの開発に関する、Appleハードウェアエンジニアリング担当副社長のジョン・ターナス氏、プロダクトマーケティング担当副社長のボブ・ボーチャーズ氏のコメントを伝えています。ターナス氏によれば、Touch ID内蔵トップボタンはTouch ID内蔵ホームボタンより小さいながら、優れた指紋認証精度を備えているとのことです。

    これまでと異なる縦横比、アンテナとの干渉に注意して開発

    iPad Air(第4世代)は開発当初からホームボタンを廃止し、フルスクリーンディスプレイにすることを目指して開発が始まったようです。そのためには、Touch IDをどこに設けるかを考える必要があったとターナス氏は説明しています。
     
    トップボタンに内蔵されたTouch IDは、ホームボタン搭載時と縦横比が異なるため開発に難渋したようですが、認識精度、感度の点でも問題ない製品に仕上がっているようです。
     
    ターナス氏によれば、トップボタンはセルラー通信用アンテナに近いため、Touch IDを搭載しても相互干渉しないように注意深く開発する必要があったとのことです。

    今後、他の製品にも展開か

    ボーチャーズ氏は、Touch ID内蔵トップボタンは、小さいながらも素晴らしい生体認証技術に仕上がったと述べています。
     
    アナリストのミンチー・クオ氏は、2021年にはTouch ID内蔵トップボタンがiPad miniや10.2インチiPadなど、現在Face IDを搭載していないモデルに展開されていくだろうと予想しています。
     
    また、iPhone XR後継として発表されると噂の、iPhone SE Plusに搭載されるとの噂もあります。
     
     
    Source:Same Brain/Podcast via AppleInsider
    Photo:Apple
    (FT729)

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