macOS Big Sur、Netflixの4K動画再生にはT2チップが必須

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    macOS Big SurではHDRがサポート再生されるため、MacユーザーはNetflixの4K HDRコンテンツをSafariで楽しむことができます。ところがNetflixのサポートページから、4Kコンテンツを再生できるのは、AppleのT2セキュリティチップを搭載したMacのみであることが判明しました。

    Big Surに対応しているだけでは不十分

    macOS Catalinaでも動画圧縮の規格であるHEVCコーデックをサポートはしていたものの、ハードウェア上の問題で1080p(HD)画質までしか対応していませんでした。そのため、SafariでNetflixを利用しても、1080pを超えた画質での動画再生ができなかったのです。一方、Appleが6月に発表したMac向けの次世代OS「macOS Big Sur」では、Safariでの4K対応が明らかとなり、ユーザーの間でも期待が高まっていました。
     
    ところが今回、Netflixが新たに公開したサポートページから、MacのSafariでNetflixを4K画質で楽しむためには、macOS Big Surをインストールするだけでは不十分であることが明らかになりました。対応しているのは、T2セキュリティチップを搭載したMac製品だけです。
     

    • iMac (2020年に発売されたモデル)
    • iMac Pro
    • Mac Pro(2019年に発売されたモデル)
    • Mac mini(2018年に発売されたモデル)
    • MacBook Air(2018年以降に発売されたモデル)
    • MacBook Pro(2018年以降に発売されたモデル)

     
    したがって、iMac(Retina 4K, 21.5インチ, 2019)は、macOS Big Surのサポート対象で4K動画にも対応していますが、T2セキュリティチップが搭載されていないため、SafariでNetflixの4K動画再生はできないことになります。すべてのMacシリーズがT2セキュリティチップを搭載したのは2020年に入ってからです。
     
    セキュリティチップはその名の通り、主にセキュリティを司っており、Touch IDで登録された指紋データもSecure Enclaveとして統括しています。しかし、こういった一般的にイメージされるセキュリティだけではなく、システム管理コントローラ、画像信号プロセッサ、オーディオコントローラも統合しているため、4K動画の再生に関わってくるというわけです。
     
     
    Source:iMore,Apple,Netflix
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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