iPhone12シリーズの量産ピークは11月〜12月頃か
先日の新作発表会でのiPhone12シリーズの発表は見送られましたが、新iPhoneリリースの準備は着々と進んでいるようです。組み立てを請け負うサプライヤーの量産ピークが11月頃になるとの観測が浮上しています。
着々と準備が進む新iPhone
消費者の期待に反し、先日行われたAppleのイベントで、iPhone12シリーズが発表されることはありませんでした。新iPad AirやApple Watch Series 6、サブスクリプションサービスをパッケージ化したApple Oneが発表された一方で、iPhoneについてはリリース予告も見送られました。すでにAppleのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)が7月の時点で、iPhoneの発売が数週間遅れると告知していましたが、イベントで言及すらされないのは意外でした。
しかし、決してリリースされないわけではなく、新iPhoneの量産体制は着々と整えられていることが分かっています。サプライヤー事情に詳しい台湾メディアの経済日報によると、FoxconnやPegatronは10月の新iPhone発表を前にして、年内に計7,500万台を量産する計画なのだそうです。量産のピークは11月〜12月となる見込みで、両社ともに第4四半期(10月〜12月)の好業績が期待されています。
内訳は、Foxconnが上位モデルのiPhone12 Pro Max(6.7インチ)、iPhone12 Pro/iPhone12 Max(6.1インチ)の70%超を、PegatronがiPhone12(5.4インチ、iPhone12 miniとも)を量産する見通しです。
出荷時期はどうなる?
iPhone12シリーズの発表が遅延した理由は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の直接的影響のほか、5G通信に用いられるサブ6GHz&ミリ波の問題、Appleのエンジニアが中国へ視察に行けないなど、様々な要因が複合的に絡み合ったためと考えられています。
仮に量産ピークが11月以降になるとすれば、サブ6GHzにのみ対応したモデルは11月、ミリ波にも対応したモデルは12月まで大規模な量産が始まらないと考えられるため、ミンチー・クオ氏の予測よりも出荷が後ズレする可能性があります。
Source:経済日報
Photo:Twitter-appleidesigner
(kihachi)