ソフトバンクグループ、株式非公開について議論中と報道

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    テック企業大手のソフトバンクグループの経営陣が、株式を非公開とし、非上場会社へ変更することについて議論中だと報道されています。

    大手企業ARMを売却

    ソフトバンクグループは、資産の再編を進めており、傘下の大手企業ARMを、半導体大手NVIDIAに400億ドル(約4兆2千億円)規模で売却する方向で最終交渉中と報じられています。
     
    報道のとおりARMが売却された場合には、ソフトバンクグループには4兆円以上の収入が発生し、キャッシュフローが大きく改善されると見込まれています。

    株式の非公開化について議論か

    海外大手メディアBloombergは、英大手経済紙Financial Timesの報道を引用し、ソフトバンクグループの経営幹部が、株式非公開に関する議論を行っていると報じています。
     
    ソフトバンクグループの保有資産と株価のギャップや、長期経営戦略の見直しが契機となり、株式の非公開化に関する議論が巻き起こっている模様です。
     
    Financial Timesは、日本国内においては上場企業であることのステータスが大きいため、自社株買いによる非上場会社への変更についてはソフトバンク内での反対も強いと報じています。
     
    ソフトバンクはFinancial Timesの取材に対してコメントを拒否しており、情報源も匿名のため、報道内容の真偽については不明ですが、もしソフトバンクが非上場会社となった場合、日本株式市場への影響は非常に大きいものと推察されます。
     
     
    Source:Financial Times / Twitter via Bloomberg
    Photo:ソフトバンクグループ
    (seng)

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