新型27インチiMac、AMDグラフィックボードが原因とみられる不具合が報告
8月初旬に27インチiMacのアップデートが行われ、新世代AMD Radeon Pro 5000シリーズのグラフィックス搭載が可能となりましたが、ハイエンドモデルに使用されているGPUが不具合を引き起こしている可能性がある、と指摘されています。
ユーザーがAppleサポートに動画を投稿
Appleサポートのサイトに、ユーザーのBunn_pt氏が「27インチiMac(2020)のランダムな線」と名付けたスレッドを立ち上げました。
新しいiMacを受け取ったばかりだが、スクリーン上に線がときどき現れることに気付いた。重い処理や熱によるものかと思ったが、何もしていないときも線が生じるため、完全にランダムだと言える。
ランダムゆえに線を撮影するのは難しかったが、起こっている瞬間を捉えることに成功した。白い背景が多いので見にくいが、線は画面全体に拡がっている。
iMacは動作しているし、CPU/GPUのベンチマークにも問題はないが、ただこの線に結構悩まされている。
Radeon Pro 5700 XTが原因か?
Bunn_pt氏の投稿に対し、これまでに2人のユーザーが同様の現象が起きていると返答しており、1人のユーザーは「YouTubeとGoogleを検索したが、Radeon Pro 5700 XTによく起こる問題のようだ」と報告しています。
Radeon Pro 5700 XTは、27インチiMacの3.8GHz 8コア第10世代Intel Core i7搭載のハイエンドモデルで選択可能となっており、GDDR6メモリを最大16GBまで搭載できます。
米メディア9to5Macは、問題がほぼRadeon Pro 5700 XT搭載モデルで発生していることから、同GPUのドライバに関連する不具合であり、ソフトウェア・アップデートで解決されるのではないかと推測しています。