COCOAのダウンロード数が1,500万件を突破、福岡市ではインストールで助成も
新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのダウンロード数が1,500万件を突破しています。
また、福岡市はCOCOAをインストールした人を対象としてインフルエンザの予防接種費用を助成すると発表しました。
COCOAダウンロード数は1,536万件
厚生労働省は、新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのダウンロード数が、8月28日時点で約1,536万件に達したと発表しました。8月21日発表の約1,416万件から、1週間で約120万件増加しています。
8月8日~8月14日のダウンロード数は約115万、8月15日~8月21日の期間は約96万件だったと推測されており、ダウンロード数の増加ペースの低下が指摘されていましたが、8月21日からは増加ペースが上昇しています。
厚生労働省は8月21日、COCOAから通知を受けた人を対象に、無料でPCR検査を提供するよう各自治体に要請しており、無料のPCR検査というメリットによりダウンロード数が増加した可能性があります。
一方、陽性登録者数は合計471件に留まっており、新規感染者の陽性登録をスムーズに実施することが今後の課題となっています。
福岡市ではCOCOAインストールでインフル予防接種に助成
九州の福岡市は、COCOAをインストールすることを条件に、子どもや高齢者が1,000円でインフル予防接種を受けられるよう助成すると発表しました。また、在宅の要介護高齢者については無料での口腔ケアも提供するとしています。
福岡市の高島市長は8月26日の記者会見において、COCOA普及の有効性を強調するとともに、冬の到来に伴い、新型コロナとインフルエンザが重複して流行し、市民や医療機関が混乱する懸念があると表明しました。
既に予防接種が確立しているインフルエンザの流行対策として、生後6カ月~高校3年生までの子どもと65歳以上の高齢者でCOCOAをインストールしている人を対象に、インフルエンザの予防接種を「1回1,000円」で受けられるよう、福岡市が助成を行うとしています。
子どもや高齢者でスマートフォンを保有していない場合は、家族がCOCOAをインストールすれば助成の対象となります。
福岡市は助成を通じてCOCOAの普及とインフルエンザ流行の防止を両立したい考えです。
なお福岡市では8月27日、初めてCOCOA通知から陽性が判明する事例が発生しています。
Source:福岡市 via 西日本新聞
(seng)