AirPods Pro用技術の導入で、iPhoneのバッテリー容量増加に繋がるか

Portless iphone concept3

Portless iphone concept3
 
台湾DigiTimesが情報筋の話として、「iPhoneのバッテリーモジュール用基板が、現在のリジットフレキシブル基板から、システム・イン・パッケージ(SiP)とフレキシブルプリント基板(FPCB)を組み合わせたものに変わる可能性がある」と報じています。これが実現した場合、iPhoneの筐体サイズは同じままでバッテリー容量を拡大することや、バッテリー容量を維持したまま筐体サイズを小型化することが可能になるようです。

SiPはAirPods Proで採用済み

Appleは既にSiPをAirPods Proに搭載しており、2021年の発表が噂される新型AirPods(第3世代)にも採用されるとの予想もあります。SiPは、複数のチップを積層することで、メモリの大容量化や、機器の多機能化を実現する高密度実装技術です。実装面積の低減も可能で、パッケージの小型化にも繋がります。
 
DigiTimesは、「Appleのコスト管理によって、価格性能比の面ではリジットフレキシブル基板に匹敵するようになったSiPとFPCBの組み合わせを、将来の5G対応iPhoneに導入する可能性がある」との情報筋の予想も伝えています。

既存サプライヤーに大きな影響か?

「AppleがSiPとFPCBの組み合わせによる基板を将来の5G対応iPhoneに導入した場合、iPhoneのバッテリーモジュール用リジットフレキシブル基板を供給中のサプライヤーには、大きな影響が及ぶだろう」とDigiTimesは予想しています。
 
 
Source:DigiTimes via MacRumors, iMore, シャープ
Photo:ZONEofTECH
(FT729)

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ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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