Apple、MacBook Proの「フレックスゲート」問題で提訴される

    MacBook Proフレックスゲート問題

    MacBook Proフレックスゲート問題
     
    Appleが現地時間8月20日、MacBook Proのディスプレイのバックライトがステージ照明のようになってしまう問題で、集団訴訟を起こされたことが明らかになりました。

    Appleは修理プログラムを開始

    これはスクリーンと本体とをつなぐフレックスケーブルが、MacBook Proを何度も開け閉めすることで摩耗し、ディスプレイがスポットライトで照らしたような状態になってしまう問題で、「フレックスゲート」と通称されています。
     
    Appleはのちにこの問題が発生していることを認め、13インチMacBook Pro(2016年モデル)を対象に、修理プログラムを立ち上げています

    対象は13インチMacBook Proのみ

    しかし同プログラムの対象となっているのは13インチMacBook Pro(2016年モデル)のみで、一部ユーザーから同様の問題が報告されている、15インチMacBook Pro(2016年以降に発売されたモデル)は修理の対象外です。
     
    また修理プログラム開始以前に問題が発生したMacBook Proのユーザーは、自腹での高額な修理を強いられています。

    Appleは問題を認識しながら対処を先送りした?

    Appleはケーブルに問題があることを認識しながらもそれを公にせず、2018年のMacBook Proでフレックスケーブルの長さを2ミリ伸ばすことで問題を解決しようとした、と原告側は訴えています。
     
    訴状には以下のような一文もあります。
     

    Appleはフレックスケーブルによるバックライトスクリーンの問題を認識していた。Appleのフォーラムに消費者からの問題に関するコメントが書き込まれたが、消されている。

     
    原告側はAppleに対し、損害賠償および裁判にかかる費用の支払いを求めるとともに、13インチMacBook Pro以外のMacBook Proでも問題が発生していることを認めるよう、要求しています。
     
    訴状の内容は以下のとおりです。
     

     
     
    Source:AppleInsider,Apple
    Photo:kaikai/iFixit
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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