85万コアを搭載した世界最大のプロセッサをCerebrasが発表〜ノートPC並に巨大

    Cerebras WSE 2nd gen._04

    Cerebras WSE 2nd gen._04
     
    85万コアを搭載した世界最大のプロセッサを、Cerebrasが発表しました。このプロセッサはTSMCの7nmプロセスで作られており、2兆6千億個のトランジスタを搭載しています。

    自社の記録を塗り替え

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    Cerebrasは現在、40万コア、1兆2千億個のトランジスタを搭載する深層学習プロセッサ「Cerebras Wafer Scale Engine(WSE)」を販売しています。今回、Hot Chips 2020で発表された新型プロセッサ「第2世代WSE」はそれを大幅に上回るものです。
     
    Cerebras WSE 2nd gen._01
     
    Tom’s Hardwareによれば、第2世代WSEのダイサイズは、NVIDIA A100(826平方ミリメートル)の約56倍とのことです。そのため、プロセッサ単体での大きさもラップトップPC並に巨大だと、同メディアは伝えています。

    プロセス微細化でコア数、トランジスタ数が増加

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    第1世代WSEは台湾TSMCの16nmプロセスで製造されていますが、第2世代WSEの製造はTSMCの7nmプロセスで行われます。製造プロセスが微細化されることで、搭載されるトランジスタ数は第1世代WSEの1兆2千億個から2兆6千億個に、コア数は40万コアから85万コアに増加します。
     
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    第1世代WSEは18GBのオンチップメモリを搭載、消費電力は15キロワットです。
     
     
    Source:Cerebras Systems, Tom’s Hardware
    (FT729)

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    ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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