またApple Watchが高齢者の命を救う、92歳男性の落下を自動通報

    Apple Watch

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    またApple Watchの転倒検出機能が持ち主の危機を救いました。
     
    アメリカで92歳の男性がハシゴから落下したところ、Apple Watchの転倒検出機能で命を救われたというニュースを紹介します。

    ハシゴから落下して動けなくなる男性

    アメリカ、ネブラスカ州で農業を営むサルスマンさん(92歳)は、2020年5月、農場で約6メートルのハシゴにのぼり、穀物の鳩除け対策をしていました。作業は順調に進んでいましたが、突如強風が吹き、ハシゴが約60センチも動いてしまい、サルスマンさんはハシゴから落下してしまいました。
     
    地面に叩きつけられ、激しい痛みに襲われたサルスマンさんは、数十メートル先に駐車したトラックまで這って行くことを試みましたが、途中で不可能と気づき、Siriを使って誰かに助けを求めようとしました。

    Apple Watchの転倒検出機能が救急隊に通報

    Apple Watch転倒検出画面
     
    サルスマンさんはApple Watchに「ヘイSiri、ジム サルスマンだ。農場で重傷だ」と呼びかけましたが、その時には、既にApple Watchの転倒検出機能が作動済でした。
    サルスマンさんは気づきませんでしたが、Apple Watchは転倒検出機能により、自動的に地元消防団にサルスマンさんの危機とGPS情報を通報しており、Siriに呼び掛けている時には既に救急隊が出発し、救助に向かっている途中でした。
     
    その後、サルスマンさんは無事に救助され、現在、地元の病院でお尻の骨折などを治療中です。サルスマンさんは、地元テレビ局KETVの取材に対し、「Apple Watchに命を救われた」と語っています。

    日本でも転倒検出機能は利用可能

    apple watch app 画面
     
    転倒検出機能はApple Watch Series 4 以降で利用可能で、今月アリゾナ州でもApple Watchの自動通報で男性が救助されるなど、多くの人が転倒検出機能に救われています。
     
    日本でもApple Watchの転倒検出機能は使用することができ、緊急通報サービスへの連絡や、メディカルIDの緊急連絡先へのメッセージやGPS情報の送信が可能です。iPhoneでApple Watch Appを開いて、「マイウォッチ」タブから、転倒検出機能のオン/オフの設定が可能となっています。
     
     
    Source:KETV via 9to5Mac
    (seng)

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