Apple TV+ドラマ「神話クエスト」、iPhone40台で“自宅隔離編”を撮影

apple tv+ mythic quest

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的蔓延で、多くの撮影スタジオが映画やドラマの製作をストップしています。しかし、Apple TV+のドラマ「神話クエスト:レイヴンズ・バンケット」はそんな状況を逆手に取り、40台のiPhoneと20台のAirPodsを使ってソーシャルディスタンスをテーマにした回を製作してしまいました。

神話クエスト:隔離

Appleのオリジナルドラマ「神話クエスト」は、MMO(大規模多人数同時接続型)RPGを開発や運営を手掛ける企業をテーマにしたコメディで、現在はシーズン2を製作中です(シーズン1は全9話で公開済)。
 

 

史上最大級のマルチプレイヤーオンラインゲームを支えるチーム。仮想世界を構築し、英雄を生み、伝説を創り出すのが彼らの仕事。しかし、最も熾烈なバトルが繰り広げられていたのは、ゲームの中ではなく-そのオフィスだった。 (Apple TV+の公式Webサイトより)

 
Apple TV+の冠番組「ザ・モーニングショー」の撮影中断が報じられたように、新型コロナウイルスの影響を受けたのは「神話クエスト」も同じでしょう。ところが、製作チームは転んでもただでは起きないとも言うべきか、ドラマ内の登場人物も現実同様にウイルス対策で自宅待機を余儀なくされるという設定で、40台のiPhoneと20台のAirPods、ビデオ会議アプリ「Zoom」などを駆使、30分の特別編「Mythic Quest:Quarantine(神話クエスト:隔離)」を撮ってしまいました。
 
もちろんカメラマンはおらず、俳優たちはWebカメラを装着したiPhoneで自分自身を撮影しています。製作チームのインタビューによると、企画から撮影完了までに要したのはわずか3週間で、Appleも二つ返事で許可を出したそうです。
 

 
予告編を観た限りでは、物語がコンピュータの画面上で進行するミステリー映画「search/サーチ」を彷彿とさせる、斬新な仕上がりになっているようです。Apple TV+での公開は5月22日の予定です。
 
 
Source:Cult of Mac,iMore,Apple TV+
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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