Apple社員、AirPodsの成長を「山火事のようだった」と表現

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米メディアWiredのインタビューに答えたAppleの製品マーケティング担当バイスプレジデントのグレッグ・ジョズウィアック氏は、AirPodsの開発秘話について語りました。

大学と組んで何百もの耳の形を研究

iPhoneラインナップは、2016年のiPhone7とiPhone7 Plusからイヤホンジャックが取り払われていますが、Appleのジョズウィアック氏はWiredのインタビューの中で、Appleの「ワイヤレスな未来のビジョン」がどのようにAirPodsにつながっていったのか、次のように述べています。
 

iPhoneという素晴らしいワイヤレスな製品がすでにあったが、ワイヤー有りヘッドホンを使用しているユーザーを見たとき、変な感じがした。何でワイヤーがついているんだろう?

 
ジョズウィアック氏は、AirPodsのデザインをどのように開発したかも明かしています。
 

スタンフォード大学と組んで、何百もの異なる形とスタイルの耳を3Dスキャンし、どんな人でもフィットするワンサイズの解決策を探った。AirPods Proではより多くの耳、より多くのタイプの耳を研究した。その結果、3つのサイズのイヤーチップでより多くの人々の耳に合うようにするというアイデアに至った。

 
ジョズウィアック氏は、AirPodsの売上台数が著しく増加したことについて、「我々の予想を超え、山火事のように急速に拡がった」と表現しています。

次期AirPodsは来年登場か?

Appleサプライチェーン内に独自の情報筋を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏によれば、「AirPods(第3世代)」は、2021年上半期に量産体制に入り、新しい内部構造のデザインが採用される見通しとのことで、外観デザインは現行の第2世代とほぼ同じになると同氏は見ています。
 
「AirPods Pro(第2世代)」の大量生産が開始されるのは、2021年の第4四半期(10月〜12月)か、2022年第1四半期(1月〜3月)となる見込みで、SiP(system in a package:複数のLSIチップを1つのパッケージ内に封止した半導体)設計が採用されるとみられています。
 
 
Source:Wired via MacRumors
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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