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2020年5月2日 00時23分

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【追記】Apple WatchのECGアプリが虚血性心疾患の兆候を検知して通知

Apple Watch Series 4 Apple 心電図


 
心電図(ECG)アプリにより異常心電図を検知し、早期治療に役立ってきたApple Watchが、新たに1名のユーザーの虚血性心疾患の早期発見と治療に貢献したようです(本症例については当初、Svetapple.skがドイツ人男性と報じていましたが、正しくはドイツ人女性のようです)。

【追記】9to5MacがEuropean Heart Journalの情報で報道

9to5Macは2020年5月3日、Svetapple.skに続いて今回のケースを報じました。この症例を報告した医学ジャーナル誌「European Heart Journal」によれば、今回の患者はドイツ人の80歳女性で、胸痛を訴えて病院を受診し、12誘導心電図の測定を行ったものの、心電図に異常が認められなかったため「特段の異常は認められない」と診断されたようです。
 
それに対し女性は、Apple Watchの心電図(ECG)アプリに記録された異常心電図の記録を提示したところ、その中にST低下(異常心電図)が認められたため、心臓カテーテル検査(CAG)を行い、2カ所の狭窄部を確認し、最終的にステント留置術を行ったようです。
 
(患者の性別は異なっていましたが)術後の経過についてはSvetapple.skが報じた内容と同様ですので、下記の文章を確認下さい。

ドイツの80歳男性(女性と判明)のケース

Svetapple.skが、「Apple Watchの心電図(ECG)アプリにより、早期発見された虚血性心疾患の症例に対してカテーテル治療を行った結果、健康を回復した80歳のドイツ人男性」のケースを報じました。
 
Svetapple.skによれば、この男性は胸痛を感じたことがあるため一度、病院を受診したようですが、その際には心電図波形にも異常が見られず、経過観察となったようです。
 
その後、男性のApple Watchに記録された異常心電図記録を病院に提出したところ、虚血性心疾患の明確な兆候が認められたため、男性は心電図測定と心臓カテーテル検査を受けたようです。
 
男性は検査で、冠状動脈に狭窄(血管が詰まって狭くなっているところ)が認められため、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療を受け、2日後には退院したとのことです。

これまでにも多くの異常心電図の検知に貢献

虚血性心疾患は、安静時に現れることはなくても、運動時など、心拍数の上昇により心臓が酸素を多く消費する状態になると、胸痛などの症状となって出現することがあります。
 
今回の男性の場合も、病院受診時にトレッドミル検査等にて運動負荷をかけた状態で心電図測定を行っていれば、その時点で異常心電図を発見できた可能性もあります。
 
男性はApple Watchを装着していたことで、胸痛発生時の異常心電図を記録しておくことが出来たため、今回の発見と治療に至ったと思われます。
 
年内の発表も噂されるApple Watch Series 6では、血中酸素飽和度測定や、メンタルヘルスの検知にも対応すると噂されています。また、脳卒中リスクを減らすために役立てられるかを確認する治験も行われている他、将来的には溺れている状態も把握できる可能性もありそうです。
 
日本では現時点で、Apple Watch Series 4以降で利用できるようになった心電図アプリおよび通知機能を利用することは出来ません。胸の痛みなど健康に関することは、早めにかかりつけ医に相談して下さい。
 
 
Source:European Heart Journal via 9to5Mac, Svetapple.sk, 日本循環器学会〜心不全
(FT729)

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