iPhone SE(第2世代)の部品はiPhone8と交換可能〜カメラ、SIMトレイ等
すでに一部ユーザーの手元に届き始めているiPhone SE(第2世代)ですが、デバイス分解で知られるiFixitの調査により、いくつかの部品がiPhone8のものと交換可能であることが明らかになりました。
iPhone SE(第2世代)とiPhone8の間で共通の部品とは?
iPhone SE(第2世代)は初代iPhone SEに類似したディスプレイの小さいエッジ感のあるものになると期待していたユーザーは、iPhone8にそっくりな外観デザインにがっかりしたかもしれませんが、Appleは決して路線を変更したわけではありません。
iPhone SEは、過去モデルの部品を使用することで生産上の無駄を減らし、パーツ交換を容易にするという考えに基づき開発されており、第2世代もこの線にしっかりと沿っていることがiFixitの分解により判明しました。
iPhone SE(第2世代)のカメラ、SIMトレイ、Taptic Engine、ディスプレイ構造(マイクと近接センサーを含む)が、iPhone8部品と交換できることがわかったのです。
ディスプレイ交換はiPhoneのどの最新モデルよりも安く行えるとされていますが、専用の装置なしで画面交換を行った場合、True Toneを有効にすることができなくなってしまうため注意が必要です。
ホームボタンはiPhone8とは交換不可
iPhone8パーツと交換できないiPhone SE(第2世代)部品のひとつに、ホームボタンが挙げられます。ホームボタン修理の際には、オリジナルのボタンを維持するか、Touch IDのついていない非純正部品を使用するか、Appleに正規の修理費用を払うかの選択肢を迫られることになります。
iPhone SE(第2世代)のバッテリー容量は、iPhone8とまったく同じ1,821mAhとなっていますが、意外にもiPhone8のものと交換することはできないことが判明しました。
iPhone SEはコネクタが同型のiPhone11のバッテリーに接続可能とのことですが、電源は入らないようです。
また残念な点として、iPhone SE(第2世代)のバッテリー交換を非正規プロバイダが行った場合、「このiPhoneでは、バッテリーの状態を判定できません。バッテリーに関するサービスは、Apple正規サービスプロバイダが対応します。サービスオプションについての詳しい情報…」との警告が表示されることがわかっています。
iFixitはiPhone SE(第2世代)を高評価
iPhone SE(第2世代)とiPhone8との間で共有可能な部品は限られるものの、後方互換性(旧製品と共通の部品を使用していること)がまったくない通常のiPhoneモデルと比べると格段に修理はしやすい、とiFixitは新型iPhone SEを高く評価しています。
Source:iFixit
(lexi)