3月の中国におけるiPhone出荷台数は250万台に〜2月から大きく持ち直す

iPhone11 シリーズ 比較 Apple

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Appleは2020年3月、中国において、約250万台のiPhoneを出荷したことが、中国政府機関が4月10日に公開したデータから判明しました。新型コロナウイルスの影響で過去最低の出荷台数となった2月から、大きく持ち直しています。

2月からは大幅回復も、前年同月比では20%減

中国信息通信研究院(CAICT:China Academy of Information and Communications Technology)によれば、3月の中国における携帯電話の総出荷台数は2,100万台でした。
 
2月の634万台と比較すると3倍増以上の数字ですが、2019年3月と比べると20%減となります。
 
CACITによると、2月の中国におけるiPhone出荷台数は50万台を下回っています

スマホメーカーは中国需要に期待

中国では3月初めには多くの小売店が営業を再開していますが、欧米諸国では現在も新型コロナウイルスが猛威をふるっており、商業施設のほとんどが休業を余儀なくされています。
 
Apple Storeも、中国以外の地域については現在も閉店したままです。
 
スマートフォンメーカーとしては中国で少しでも売上を伸ばし、先行きの見えないその他市場での減少分を支えたいという気持ちがあるだろうと、Reutersは記しています。

値下げが奏効か

中国では、現在複数の大手オンラインショップや家電店が、iPhone11シリーズの値下げを行っています。これは新型コロナウイルスの影響で溜まった在庫調整とも、秋のiPhone12シリーズ発売に備えた在庫処分ともいわれています。
 
3月にiPhone出荷台数がある程度の回復を見せたのは、こうした値下げも奏効していると思われます。

 
 
Source:Reuters
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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