特集
インフォメーション
情報処理推進機構(IPA)は3月30日、今年1月から3月にかけて、「iPhoneのカレンダーから、ウイルスに感染しているという通知が出る」「iPhoneのカレンダーに身に覚えのないイベントが入っている」といった相談が複数寄せられていると発表しました。
iCloudカレンダーの「共有機能」などを悪用したスパム・詐欺と見られ、同社は注意喚起を行っています。
今回IPAに相談が寄せられた手口の流れは、以下のとおりとなっています。
イベント内のURLをクリックすると不審なサイトに飛び、不審なセキュリティ対策アプリ等のインストールをするように誘導されたり、メールアドレス・電話番号・クレジットカード情報などの個人情報を入力するよう促されたりする恐れがあるようです。
今回の手口は、iCloudカレンダーの「共有機能」や「出席依頼機能」を悪用したもので、自分のiCloudメールがなんらかの方法で第三者に知られたことで発生したと考えられます。
IPAは今回の手口の対処方法として、不審なカレンダーやイベントの参加依頼があっても「参加」や「欠席」、URLなどを安易にタップしないように注意喚起を行っています。
また、身に覚えのない共有カレンダーがある場合は共有カレンダーを削除する、共有カレンダーやイベントの参加依頼が届いた場合は参加依頼のスパム報告を行うように説明しています。
Source:情報処理推進機構(IPA)
Photo:Apple
(kotobaya)