iPhoneの生産は2020年4月〜6月期まで大きな改善はみられない〜クオ氏が予測

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Appleサプライヤーは新型コロナウイルスから大きな影響を受けているため、iPhoneの生産は2020年第2四半期(4月〜6月)まで大きな改善はみられないだろう、とAppleのサプライチェーン内に独自の情報筋を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏が新たな予測を発表しました。

レンズサプライヤーの生産改善は早くて5月の見通し

クオ氏は2月上旬時点で、春節(旧正月)の休暇後に仕事に戻るとみられていたAppleの主要サプライヤーの従業員が工場にまだ戻ってきていないと報告していましたが、現在でも状況はそれほど改善しておらず、出荷台数が本格的に回復するには2020年第2四半期までかかる見込みであることが明らかになりました。
 
iPhoneのカメラレンズを生産する台湾拠点のGenius Electronic Opticalの部品の出荷数は、過去1カ月間で大きく減少しており、供給は減り続けていると伝えられています。クオ氏によれば、レンズの在庫はあと約1カ月は持つとのことですが、生産状況が大きく改善されるのは早くても5月と推測されているため、部品の供給不足に陥る不安は残ります。

コロナウイルスの影響下でもiPhone SE 2は計画どおり発売される?

クオ氏は、2020年秋に5G対応iPhoneが発売され、2020年上半期にiPhone SE 2(iPhone9)が登場すると予測しています。
 
新型コロナウイルスの影響により、Appleの2020年1月〜3月の業績が予測を下回る見通しであることがわかっていますが、数日前にAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は中国での状況は「制御下」にあるとコメントしており、事態は収束に向かいつつあるのかもしれません。
 
 
Source:MacRumors
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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