再起目指す台湾HTC〜年内に5G対応スマホを発売予定
台湾のスマートフォン・メーカーHTCが、今年中に5G対応のスマートフォンを発売する見通しです。
現在の市場シェアは1%以下まで低下
台湾メディアUDNの取材において、昨年9月にHTCの最高経営責任者(CEO)に就任したイヴ・メートル氏は2020年の計画として、5G対応スマートフォンの発売と、仮想現実(VR)アプリケーションへの積極的な投資を挙げました。
HTCはスマホ市場が立ち上がり始めた初期にAndroid端末をいち早く発売、当時は市場を代表するスマホ・メーカーでした。
しかし中国メーカーの台頭やマーケティングの失敗により、2015年以降業績が悪化。2015年第2四半期(4月〜6月)に赤字転落してからは、2017年第4四半期(10月〜12月)まで11四半期連続で赤字を記録し、さらに2018年第2四半期から2019年第2四半期まで5四半期連続で赤字を計上しています。
2017年にはスマホ事業の一部をGoogleに売却、2018年にはインド市場から撤退し、2019年のスマホ市場におけるシェアは1%以下まで低下しています。
5G対応スマホで再起目指す
HTCが5G対応スマホを2020年に発売するという情報は以前から伝えられており、Forbesは昨年11月、HTCは今年2月に333ドル以下の格安の5G対応スマホを発売予定だと報じました。
メートルCEOはUDNの取材では、5G対応スマホの詳細や発売時期については触れていませんが、新モデルで再起を目指しているのは間違いないでしょう。
Source:UDN via XDA Developers,Forbes
(lunatic)