BlackBerryブランドのスマホ、ライセンス契約解消で市場から消滅へ

blackberry classic

blackberry シェア
 
物事には必ず始まりと終わりがあるように、栄華を誇るブランドもいつかは消費者から見向きもされなくなる時代が来るのでしょう。BlackBerryブランドのスマートフォンを、中国企業TCLが今後リリースしないことが明らかになりました。

2020年8月でライセンス契約解消

企業としてのBlackBerryは、2016年にスマートフォンの開発を終了し、現在はソフトウェア事業に専念しています。それ以降、市場に流通しているBlackBerry端末は、ライセンス契約を行った中国TCLが手掛けていました。
 
しかし2月3日、BlackBerryは公式Twitterで声明を発表、TCLとのライセンス契約は2020年8月31日をもって解消となり、以後はBlackBerry端末の製造、販売が行われないことが明らかにされました(サポートは2022年8月31日まで受付)。
 


 
近年BlackBerryブランドを一手に引き受けていたTCLと袂を分かったことで、今後同ブランド名を冠したスマートフォンが市場に登場する可能性はほぼなくなったと言えるでしょう。日本国内では2018年のBlackBerry KEY2が最後に販売された端末となります。

かつてはシェアの半分がBlackberryだった

iPhoneの登場によってスマートフォン業界は様変わりしましたが、BlackBerryはAppleによる打撃を受けた企業の筆頭格です。
 
全盛期はスマートフォン市場で50%前後のシェアを占めていたものの、物理QWERTYキーにこだわったり、Android OSへの対応が遅れたりといった戦略が裏目に出た結果、撤退直前のシェアは1%を大きく割り込んでいました。
 
 
Source:Twitter-BlackBerryMobile,BBC
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次