Amazon、米スマートスピーカー市場で7割のシェアを獲得


 
Amazonは、米国のスマートスピーカー市場で2020年、2021年と約7割のシェアを保ち続ける、と調査会社eMarketerは予測しています。

2021年に向けてAmazonのシェアはなだらかな下降傾向に

AmazonのスマートスピーカーEchoは、2020年に米スマートスピーカー市場で69.7%のシェアを占めるとみられています。この数字は、昨年の72.9%からは減少していますが、それでも約7割という大きなシェアを獲得することになります。2021年のAmazonのシェアは若干下がり、68.2%に落ち着くと推測されています。
 
米スマートスピーカー市場でAmazonの次に大きなシェアを獲得するとみられているのはGoogleブランドのデバイスで、2020年に31.7%に達すると予測されています。なお、その他のブランドのスマートスピーカーを使用する米国のユーザーはわずか18.4%に限られています(すべてを足すと100%以上に達するのは、ユーザーが複数ブランドのスマートスピーカーを所有している場合があるためです)。
 

顧客は一度買ったブランドを買い続ける傾向

スマートスピーカーにおいて、顧客は一度購入したブランドを買い続ける傾向があることがわかっています。
 
AmazonはローエンドのスマートスピーカーEcho Dotを格安で販売しており、顧客の最初のスマートスピーカーブランドとなることに躍起となっているのがわかります。
 
しかしながら、英語圏外ではAmazon Echoの威力は若干衰えるといわれており、英語以外にも対応しているGoogle Homeなどにユーザーが流れる傾向があることもわかっています。

Appleは廉価版HomePodの販売を計画か

Appleが廉価バージョンのHomePodを今年中に発売する、と先日報じられたばかりです。
 
廉価版HomePodは、2つのツイーター(スピーカーの一種)を搭載するといわれており、7つのツイーターを搭載した現行HomePodよりもずっとシンプルなモデルとなる見通しです。
 
 
Source:eMarketer via TechCrunch
(lexi)

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