Amazon Music、登録者数でApple Musicに接近〜5,500万人に到達


     
    Amazonの音楽ストリーミングサービスAmazon Musicの登録者数が5,500万人を超えたことをAmazonが明らかにしました。業界シェアトップのSpotifyにはまだ届きませんが、Apple Musicに迫ってきています。

    音楽ストリーミングでAppleに迫るAmazon

    Amazon Musicは6つの異なる価格帯のサブスクリプションで構成されており、登録者数5,500万人という数字には無料ユーザーも含まれていますが、Amazonによれば「ほとんどが有料登録者である」とのことです。
     
    「Amazonは通常あまり数字について語らない」と、Amazon Musicを統括するスティーブ・ブーム氏は述べています。「しかしながら、かなりのスケールになってきたので、語っても良いと思った」
     
    Appleは昨年夏にApple Musicの登録者数が6,000万人を超えたことを発表しましたが、Amazon Musicはその水準に急速に接近していると言えます。
     
    業界シェアトップのSpotifyは、1億1,300万人の有料登録者と、2億4,800万人の月間ユーザーを抱えていることを昨年9月に明らかにしています。

    米国内で異例の成長を遂げるAmazon Music

    Amazonは90年代のCDの時代から音楽の販売を行っており、MP3のダウンロード販売も行ってきました。しかしながら、音楽ストリーミングへの参入は他社よりも若干遅めで、Amazon Musicは2016年秋にサービス開始となりました。
     
    Amazonは、AmazonプライムやEchoスピーカーと組み合わせると価格が安くなるキャンペーンをAmazon Musicで展開しており、Amazonプライム会員は月額780円、Echo端末ユーザーは月額380円でサービスを利用することができます。
     
    結果として、Amazon Musicの登録者数は、2019年に対前年比で50%増となりました。
     
    コンサルタント企業Midia Researchによれば、昨年6月時点で大手音楽ストリーミングサービスのシェアは、Spotifyが35%、Appleが18%、Amazonが13%を占めるに至りました。
     
    米国で音楽ストリーミングの勢いが鈍化するといわれる中、Amazonは異例の成長を遂げていることがわかっています。
     
     
    Source:Financial Times, Amazon
    (lexi)

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