AppleのLightningコネクタ消失は欧州議会からの圧力が原因?


     
    Appleを含める巨大テック企業がスマホの充電コネクタを1つの共通タイプに統一することを欧州議会のメンバーが求めており、将来的にAppleは、iPhoneのLightningコネクタをUSB Type-Cで置き換えざるを得ない可能性が指摘されています。

    USB-Cへの置き換えが義務化される?

    欧州委員会により新たな規制が導入された場合、Appleは独自の接続端子であるLightningコネクタを手放さければならなくなります。
     
    もしUSB-Cへの置き換えとなった場合、Appleにとって過去13年間で3度目の充電コネクタの変更となります。
     
    2009年に30以上存在した充電コネクタのタイプは、現在ではmicro-USB、USB-C、Lightningコネクタの3つにまで絞られており、すでにiPad Proでは2018年からUSB-Cが採用されています。

    電子ゴミの削減が目的

    欧州議会のメンバーは電子ゴミの削減を充電コネクタ統一の目的としています。古くなったケーブルは、年間51,000トンの電子ゴミになっているといわれています。
     
    「これ(異なる充電コネクタが存在している状況)は環境にとって相当有害である」と、欧州議会のアレックス・アギウス・サリバ氏はコメントしています。
     
    「携帯電話、タブレット、電子書籍リーダーやその他のデバイスで充電器が共有可能となるべきだ」
     
    証券会社Barclaysのアナリストが2021年版のiPhoneではLightningコネクタが消失すると予想していますが、欧州議会の動きとも一致する内容となっています。
     
    昨年12月にApple製品関連の精度の高い予測で知られる著名アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone13にはLightningポートは搭載されず、完全ワイヤレスになると予測しています。
     
     
    Source:BBC
    Photo:MajKsonek/Wikimedia Commons
    (lexi)

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