ベトナム製AirPodsが増える?Appleサプライヤーが生産体制の強化を模索


 
AppleサプライヤーであるGoertekとLuxshareがベトナムAirPodsの生産拡大を計画しており、資金調達に奔走している、とサブスクリプションメディアThe Informationが伝えています。

労働コストは中国の3分の1

The Informationによれば、GoertekとLuxshareがベトナムでのAirPodsとAirPods Proの生産体制の強化を図るため、数億ドル規模の資金調達を行っているとのことです。
 
今回の動きは、Apple製品の生産地を多様化する政策の一環であるとみられています。
 
Goertekは、EarPodsとLightningケーブルの生産をすでにベトナムで行っており、同国でのAirPodsの組み立てを7月に試験的に開始しています。
 
中国で生産したパーツをベトナムに送るのは容易であり、労働コストが中国の3分の1で済むのがベトナムで製品を組み立てることの利点とされています。

広がる中国国外での製品生産の動き

iPhoneの組み立てを担うFoxconnもベトナムでの工場建設を進めている、と今年8月に報じられました。
 
米中貿易摩擦の緊張の高まりや人件費の高騰などを受け、Appleサプライヤーが中国国外で製品の生産を試みる動きが最近目立ちつつあります。
 
 
Source:The Information via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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