50代〜70代のシニア世代で「格安SIM」利用率が増加、MMD研究所が調査結果公表
MMD研究所は12月5日、50代〜70代のシニア世代を対象に実施した「2019年10月 シニアのスマートフォン、PC利用に関する調査」の結果を発表しました。
シニアのメイン利用デバイスは「スマホ」が35.9%
「2019年10月 シニアのスマートフォン、PC利用に関する調査」は、50歳〜79歳の男女10,068名を対象として、2019年10月4日~10月7日の期間に実施しています。
シニア世代がメインで利用しているデバイスは、「持っていない」が1.7%で、メインで使用するデバイスを持っている回答者9,897名のうち、上位は「スマートフォン」35.9%、「ノートPC」35.5%、「デスクトップPC」21.0%の順でした。
「フィーチャーフォン(ガラホ)含む」は4.1%でした。
年代別では、50代と60代では「スマートフォン」がそれぞれ50.5%、35.6%と最も多いのに対し、70代では「ノートPC」が45.1%で最多となりました。
前年調査から「格安SIM」利用者が1.6ポイントの伸び
スマートフォン・フィーチャーフォンを利用している回答者9,226名がメインで利用している端末で契約している通信会社は、「ドコモ」34.9%、「au」26.4%、「ソフトバンク」17.2%、「格安SIM」21.2%の順となりました。
2018年に実施した調査と比較すると、増減の幅が最も大きかったのは「格安SIM」の1.6ポイント増加でした。
メイン利用スマホ、iPhoneがトップ
「スマートフォンをメインで利用・PCを所有」(以下スマホメイン利用者)と、「PCをメインで利用・サブでスマホを利用」(以下PCメイン利用者)に、メインで利用しているスマートフォンのメーカーを聞いた結果が以下のグラフです。
スマホメイン利用者は、Appleが42.5%、以下シャープ17.5%、ソニー10.2%などと続いています。
PCメイン利用者では、Appleが26.9%、シャープ23.1%、ソニー10.1%と続いています。
スマホメイン利用者のほうが、PCメイン利用者よりもiPhoneの割合が高くなっているのが目立ちます。
スマホメイン、PCメインとも大手キャリアのセット割が上位占める
スマホメイン利用者とPCメイン利用者ごとに、メインで利用しているインターネット固定回線の事業者を聞いたところ、スマホメイン利用者のトップ3は「ドコモ光」13.4%、「SoftBank 光」10.9%、「auひかり」9.4%と、大手キャリアのセット割引利用者が上位を占めています。
PCメイン利用者でも「ドコモ光」9.9%、「J:COM NET」9.2%、「auひかり」8.6%、「SoftBank 光」7.1%と、キャリアとのセット割引が上位に入っています。
Source:MMD研究所
(hato)