総務省、「動画見放題」サービスの規制を議論、年内施行めざす

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総務省の有識者会議は、ソフトバンクやauが提供する「動画見放題」サービスの制限について議論を行いました。年内の施行を目指す方針です。

動画見放題の規制について議論

総務省の有識者会議「ネットワーク中立性に関する研究会」の検討部会「ゼロレーティングサービスに関するルール検討ワーキンググループ」は、11月12日に会合を開き、特定のサービスのデータ通信量をカウントしない「ゼロレーティング」や「カウントフリー」と呼ばれるサービスの規制について議論を行いました。
 
動画見放題などのサービスは、ソフトバンクが「ウルトラギガモンスター+」、auが「auデータMAXプラン Netflixパック」などとして、大容量データプランの契約者を対象に提供しています。
 

 

災害時の通信制限なども求め、年内の施行めざす

有識者会議では、大容量のデータ通信を利用するユーザーの影響で他のユーザーの通信に影響が出ないよう、特に災害発生時など通信が混み合う時の動画見放題などの通信を制限する方針について議論されています。
 
日本経済新聞によると、12日の会合では規制の強さをめぐって有識者の間で温度差があり、総務省が提示した案の了承には至らなかったものの、年内の施行を目指す方針とのことです。
 
有識者会議では、巨大企業だけを優遇するのではなく、幅広い事業者を対象とすることを求める方針で、2018年10月から検討が進められています
 
 
Source:総務省, 日本経済新聞
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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