楽天モバイル、「無料サポータープログラム」利用者へ回線開通の注意点をアナウンス
楽天モバイルは23日、同社の「無料サポータープログラム」利用中のユーザーから回線開通をスムーズに行えないという相談が寄せられたのを受けて、対処方法を公式サイトに掲載しました。
SIM発送者のうち2割はサービス開始の確認ができず
楽天モバイルは携帯キャリア事業参入にあたり、今月1日から音声・データ通信を無償で提供する「無料サポータープログラム」を抽選で選ばれた5,000名に提供しています。
しかし、一部ユーザーから「サービスを開始できない」といった相談が寄せられており、22日の時点でSIM発送者約4,500人のうち2割近くはサービスの起動が確認できていませんでした。
この問題を受けて、楽天モバイルは「無料サポータープログラム」を利用中で回線開通ができていないユーザーに対して、対処方法を案内しています。
対象製品にSIMを挿入し、サービスエリア圏内で開通操作を
楽天モバイルによると、「無料サポータープログラム」は同プログラムで指定されている9製品の利用が条件になっているため、対象外の製品にSIMを挿入しても正常に開通できないとしています。
また、回線開通は楽天回線の圏内(パートナーエリアを含む)にて対象製品にSIMを挿入した場合にのみシステム上で認識される仕組みのため、圏内かつ電波の良い場所でSIMを挿入する必要があります。サービスエリアは楽天モバイル公式HPより確認できます。
上記の対応を行っても回線開通ができない場合は、カスタマーサポートまで問い合わせをするように呼びかけています。
エリア内であっても回線が通じにくいケースも
楽天は2020年春までに基地局を3,432局まで増やすとしていますが、2019年10月23日の時点では1,800局強しか確認できていません。そのため、サービスエリア内であっても電波が弱く利用開始できない場合もあるようです。
特にマンションの高層階や大きな建物の中心部などでは回線が通じにくいケースも多くなっているため、回線開通作業を行う際は電波状況の良い窓際や屋外に端末を置く必要があります。
Source:楽天モバイル via 日本経済新聞
(kotobaya)