Fossil、最新Wear OSウォッチをiPhone経由で通話可能に

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腕時計やファッション・アクセサリーを販売する米Fossilが、同社の最新Wear OS搭載スマートウォッチ「Gen 5」を、ソフトウェア・アップデートによりAppleのiPhoneと接続して通話できるようにしたことがわかりました。

ようやくiPhone経由での通話が可能に

Wear OS搭載のスマートウォッチは、かなり以前からiPhoneと接続してスケジュールなどのデータが共有可能となっていますが、電話の着信は知らせるものの、スマートウォッチで電話を取る(通話する)ことはできませんでした。
 
しかし今回のソフトウェア・アップデートで、ようやくiPhone経由で「Gen 5」からの通話が可能になったようです。FossilのGen 5ユーザーが、Redditで報告しています。また今回のアップデートにより、Androidスマートフォンと接続した場合の通話の音質も改善されたとの報告があります。

苦戦するWear OS〜魅力的なハードウェアが必要

スマートウォッチ市場は、AppleやSamsung(OSはTizen)に牽引され成長しているものの、Googleが開発したAndroidベースのWear OS搭載ウォッチのシェアは、縮小傾向にあると見られています。
 
Wear OS搭載スマートウォッチを代表するブランドがFossilですが、調査会社Counterpointによれば、2019年第1四半期(1月〜3月)の世界スマートウォッチ市場における同社のシェアは2.5%で、前年同期の3.2%から縮小しています。Wear OS搭載ウォッチをすべて合わせても、そのシェアは10%に届いていません。
 
米メディア9to5Googleは、Wear OSの活性化には、優れたSoC(システムオンチップ)に加え、たとえば以前より噂のあるGoogleのPixel Watchのような、強力なブランドによる魅力的なハードウェアの投入が必要だと指摘しています。

 
 
Source:9to5Google(1),(2)
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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