「iPhone11の生産台数は10月に減らない」〜著名アナリストが予測


     
    最新iPhoneモデルを発売した直後に、デバイスの生産台数を減らすのがAppleの通例となっていますが、「今年Appleは10月に生産台数を減らさない」とApple製品関連の正確な予測で知られるアナリストのミンチー・クオ氏が新たな予測を発表しました。

    長めの待ち時間は生産台数のカットが必要ないことを示す?

    クオ氏の所属する香港の証券会社TF International Securitiesは、iPhone11シリーズの売れ行きが好調なことを受け、2019年の最新3モデルの予想出荷台数を7,000万台〜7,500万台へと9月中旬に引き上げましたが、この数字に今のところ変化はないようです。
     
    デバイスのお届け予定日が、注文日から2週間以上後の状態が続いているため、通例となっている最新機種発売後の生産台数カットは必要ない、というのがクオ氏の見方です。

    iPhone11の予想出荷台数は昨年のiPhone XRを大きく上回る

    クオ氏の証券会社は、iPhone11 Proシリーズの年内出荷台数を3,700万台〜4,000台と予測していますが、この数字は昨年のiPhone XSの4,300万台と比べると若干少なめとなっています。出荷予定日が2週間〜3週間後になっている理由として、クオ氏はiPhone11 Proの特定のコンポーネントの歩留まりの低さ(不良品発生率の高さ)を挙げています。
     
    一方、クオ氏のiPhone11の年内予想出荷台数は3,600万台〜4,000万台となっており、昨年のiPhone XRの2,500万台と比較して大きな増加がみられます。iPhone11の出荷予定日が早いことが売上増に貢献しているとされています。
     
    好調なiPhone11シリーズの売上を受け、Appleがサプライヤーに10%もしくは800万台の最新iPhoneモデルの増産を指示した、とNikkei Asian Reviewが報じたばかりです。
     
    なお、クオ氏は2020年にiPhone8風のiPhone SE 2が登場するとも予測しており、2020年第1四半期のiPhoneの出荷台数は、iPhone SE 2の売上に支えられ、前年同期よりも増加するとみられています。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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